タリーズコーヒーは顔採用と言われることがありますが、イケメンや美人が注目されるのはどの会社でも同じこと。タリーズの場合、売上高437億円を誇る国内カフェチェーン大手であり、社員の能力があってこその実績です。魅力的な社員が多いのは、優秀な人材が集まった上で入社後にさらに洗練される環境があるからです。
この記事ではタリーズコーヒーの採用基準・業績・社風・採用情報から、その実力を整理します。
本当に顔採用なのか — タリーズコーヒーの採用基準
結論から言えば、タリーズコーヒーの採用基準は能力ベースです。公式に掲げている求める人物像は「おいしいコーヒーをお客さまに届けたい」という思いを持っている人であり、ホスピタリティとコーヒーへの情熱が選考の中心に置かれています。
顔採用と言われる理由
タリーズコーヒーが「顔採用」と言われやすい背景には、いくつかの構造的な理由があります。カフェという業態はお客さまとの接点が多く、スタッフの印象がそのままブランドイメージに直結します。清潔感のある身だしなみや丁寧な接客を心がけるスタッフが多いことで、「働いている人がおしゃれに見える」という印象が広がりやすいのです。
また、タリーズではスタッフを「フェロー(仲間)」と呼ぶ独自の文化があり、マニュアルに縛られず一人ひとりが自分なりの接客スタイルを追求することが推奨されています。こうした自由度の高い環境が、個性豊かで魅力的なスタッフを生み出す土壌になっています。
つまり、容姿で採用しているのではなく、接客やコーヒーへの情熱を持った人材が集まり、働く中で洗練されていく構造です。
選考で見られているポイント
タリーズコーヒーの選考フローは、新卒の場合マイナビよりエントリー→エントリーシート提出→面接(複数回)→内定が基本です。中途採用ではengage等からのエントリー→書類選考→面接→内定となっています。
- 採用情報トップ:タリーズコーヒー 採用情報
- 新卒採用(マイナビ2027):タリーズコーヒージャパン 新卒採用
- 中途採用(engage):タリーズコーヒージャパン 中途採用
採用で重視されているのは、スペシャルティコーヒーへの情熱と品質へのこだわり、チームワーク(フェロー精神)を大切にできる協調性、そして接客・ホスピタリティに対する意欲と向上心です。容姿ではなく、人柄とコーヒーへの思いが問われていることが分かります。
採用基準を裏付ける企業の実力 — 業績・事業内容
採用基準が能力ベースだとすれば、その選考を通過した社員はどんな成果を出しているのか。業績データから確認します。
- 正式社名:タリーズコーヒージャパン株式会社
- 設立:1998年5月(創業1997年8月)
- 本社:東京都新宿区箪笥町22番地
- 売上高:437億69百万円(2025年4月期、前年比+8.5%。出典:foodrink.co.jp 2025年6月報道)
- 営業利益:35億18百万円(同期、前年比+8.7%。出典:同上)
- 当期純利益:19億75百万円(同期。出典:官報決算データベース)
- 従業員数:967人(2025年5月1日現在、出典:タリーズコーヒージャパン公式サイト 会社概要)
- 店舗数:818店舗(2025年4月末時点。出典:foodrink.co.jp 2025年6月報道)
- 親会社:株式会社伊藤園(2006年に完全子会社化)
タリーズコーヒーは米国シアトル発祥のスペシャルティコーヒーを日本で展開するカフェチェーンで、国内カフェチェーン業界3位圏(スターバックス、ドトールに次ぐ規模)に位置しています。国内自社焙煎にこだわり、1杯ずつ手作りで提供する本格派のコーヒーが強みです。
従来店舗に加え「&TEA」(紅茶特化)、「Link cafe TOKYO」(シングルオリジン)、「with U」(ファミリー向け)など複数の新業態を展開し、立地に応じた柔軟な店舗モデルを構築しています。2029年までに1,000店舗体制を目標に掲げており(出典:日本経済新聞 2025年6月報道)、成長余力の大きさがうかがえます。
伊藤園グループの一員として、原材料調達・流通網・ブランド力を活かした安定経営を実現。コロナ後のV字回復を果たし、増収増益基調が続いています。業績・事業規模からは、一定の組織力・人材要件の高さがうかがえます。
なお、タリーズコーヒージャパンは非上場(伊藤園の完全子会社)であるため、平均年収・平均年齢は有価証券報告書での公式開示がなく、公開情報が限られています。
これだけの成果を出す社員が、なぜ魅力的に見えるのか
売上高437億円・営業利益35億円という実績を支える社員が、外から見て魅力的に映るのには理由があります。カフェチェーンならではの人材育成環境が、人を磨いているからです。
社風・企業文化が人を磨く
タリーズコーヒーは「地域社会に根ざしたコミュニティーカフェとなる」という企業理念のもと、各店舗が地域とのつながりを大切にする文化があります。入社後は全員が店舗勤務からスタートし、レジ・バリスタ等の接客業務から発注・シフト作成などのオペレーション業務まで段階的に習得していきます。
コーヒーに関する専門知識を深める「コーヒーマスタープログラム」や、バリスタとしての専門性を高める「コーヒーアドバイザー」資格取得制度、社内コンペティション「バリスタコンテスト」など、専門性を高める仕組みが充実しています。スタッフ一人ひとりがコーヒーのプロフェッショナルとして成長できる環境が整っているのです。
キャリアパスとしては、カンパニーフェロー→バイスマネージャー→ストアマネージャー→スーパーバイザー→本社管理部門スタッフ等の道が用意されています。店舗経験を基盤に本社部門へのキャリアチェンジも可能であり、長期的な成長が見込める環境です。
こうした環境で日々の接客やコーヒーづくりに向き合うことで、入社後にどんどんあか抜けて洗練されていく社員が多いのは自然なことです。読み聞かせイベントや季節イベント、コーヒースクールなど店舗主導の企画運営にも携わることで、コミュニケーション力やマネジメント力が磨かれていきます。
まとめ
タリーズコーヒーの採用基準は「おいしいコーヒーをお客さまに届けたい」という思いを持つ人であり、顔で採用しているわけではありません。イケメンや美人が注目されるのはどの会社でも同じことです。
売上高437億円・営業利益35億円が示す通り、能力ある人材が集まり入社後にさらに磨かれる企業です。社員が魅力的に見えるのは、「フェロー精神」のもとで一人ひとりがコーヒーのプロフェッショナルとして成長できる企業文化の結果です。
見た目に不安があっても、自分で出来ることに集中すればチャンスはあります。スカウト型の就活で自分の強みをアピールし、第一印象を整えることから始めてみてください。
※上記は2026年4月時点の公開情報に基づきます。最新の情報は各公式ページをご確認ください。
出典一覧
- タリーズコーヒージャパン株式会社 公式サイト 会社概要(2026年4月確認)
- タリーズコーヒージャパン 2025年4月期 業績(出典:foodrink.co.jp 2025年6月報道)
- タリーズコーヒージャパン 当期純利益(出典:官報決算データベース)
- タリーズコーヒージャパン 1,000店舗目標(出典:日本経済新聞 2025年6月報道)
- タリーズコーヒージャパン公式採用ページ(2026年4月確認)
- タリーズコーヒージャパン engage求人情報(2026年4月確認)
- マイナビ2027 タリーズコーヒージャパン企業情報(2026年4月確認)

