ワンカルビは顔採用?「店舗運営を担う人材として」重視の採用実態

ワンカルビは顔採用と言われることがありますが、イケメンや美人が注目されるのはどの会社でも同じこと。ワンカルビを運営する株式会社1&Dの場合、売上高367億円(2025年3月期)を誇る焼肉食べ放題チェーンの大手であり、社員の能力があってこその実績です。魅力的な社員が多いのは、優秀な人材が集まった上で入社後にさらに洗練される環境があるからです。

この記事ではワンカルビの採用基準・業績・社風・採用情報から、その実力を整理します。

本当に顔採用なのか — ワンカルビの採用基準

結論から言えば、ワンカルビ(1&D)の採用基準は能力ベースです。新卒採用では総合職(マネジメント候補)として全学部全学科を対象に募集しており、選考では店舗運営を担う人材としての適性が中心に見られています。

顔採用と言われる理由

ワンカルビが「顔採用」と言われやすい背景には、外食チェーンならではの構造的な理由があります。焼肉食べ放題という業態はファミリー層の利用が多く、接客の場面でスタッフの印象が直接お客様の体験に影響します。そのため、明るくハキハキとした社員が自然と目立ちやすい環境です。

また、ワンカルビは関西圏を中心に134店舗を展開しており、日常的に多くの人が店舗を訪れます。身近な存在だからこそ「働いている人が魅力的だ」という印象が広がりやすいのです。これは容姿で採用しているのではなく、接客業として求められるコミュニケーション力や清潔感を備えた人材が集まっている結果と考えるのが自然です。

公式の採用サイトでは、実際に働く社員のインタビューが掲載されています。仕事への向き合い方やキャリアパスについて語られており、容姿ではなく仕事への姿勢が伝わる内容です。

1&D 社員インタビュー

選考で見られているポイント

新卒の選考フローは、会社説明会→一次選考→店舗見学会→最終選考(役員面接)→内定という流れです。特徴的なのは選考途中に店舗見学会が組み込まれている点で、実際の店舗運営を見た上で入社意思を確認する仕組みになっています。

採用条件として普通自動車免許(AT可)が必須とされており、これは店舗へのマイカー通勤が前提であることを示しています。店舗運営の現場を担う総合職として、実務への適性や意欲が重視されていることがわかります。

初任給は2027年新卒で大卒272,300円(固定残業代22時間分含む)となっており、外食業界の中では競争力のある水準です。

採用基準を裏付ける企業の実力 — 業績・事業内容

採用基準が能力ベースだとすれば、その選考を通過した社員はどんな成果を出しているのか。業績データから確認します。

  • 正式社名:株式会社1&D(旧・株式会社ワン・ダイニング)
  • 創業:1965年(髙橋商店として創業)
  • 設立:1972年(ダイリキ株式会社として法人化)
  • 本社:大阪市西区新町
  • 売上高:367億1,785万円(2025年3月期、出典:1&D公式サイト 企業概要)
  • 当期純利益:6億9,749万円(2023年度、出典:Verepo「ワン・ダイニング 2023年度決算」)
  • 従業員数:合計10,397名(正社員608名、パート36名、アルバイト9,753名)(出典:1&D公式サイト 企業概要、2026年4月1日現在)
  • 平均年齢(正社員):32.6歳(出典:1&D公式サイト 企業概要、2026年4月1日現在)
  • 店舗数:ワン・ダイニング事業部134店舗、ダイリキ事業部41店舗、ベトナム1店舗(出典:1&D公式サイト、2026年4月1日現在)

ワンカルビを運営する1&Dは、精肉小売業(ダイリキ)を起源とする企業です。肉の目利き・仕入れ力に強みを持ち、セントラルキッチン方式ではなく店内で肉を手切りする方式を採用しています。この品質へのこだわりが、食べ放題でありながら高い顧客満足度を実現している要因です(出典:東洋経済オンライン 2018年記事)。

「ワンカルビ」「きんのぶた」「あぶりや」「ひとりカルビ1965」など複数ブランドを展開し、焼肉・しゃぶしゃぶの食べ放題市場を幅広くカバーしています。焼肉食べ放題チェーンとしては関西圏で圧倒的なシェアを持ち、九州・関東にも展開を広げています。

非上場企業のため有価証券報告書での詳細な財務開示はありませんが、業績・事業規模からは、一定の組織力・人材要件の高さがうかがえます。

これだけの成果を出す社員が、なぜ魅力的に見えるのか

売上高367億円・従業員数10,000名超という規模の事業を支える社員が、外から見て魅力的に映るのには理由があります。企業文化と人材育成の仕組みが、人を磨いているからです。

社風・企業文化が人を磨く

1&Dは「幸せな団らんを、社会に。」をミッションに掲げ、お客様志向・ホスピタリティを重視する社風が根付いています。精肉店を起源とする「肉屋としての誇り」が文化の根底にあり、2001年のBSE問題を経て原点回帰の哲学を確立した歴史を持ちます(出典:foodrink 2018年5月記事)。

研修制度も充実しています。入社後は階層別の人財育成研修が実施され、肉カット技術については1年かけて店内での手切り技術を教育するという徹底ぶりです(出典:foodrink 2018年5月記事)。メンター制度による先輩社員のサポートや、海外研修の機会も用意されています。

正社員の平均年齢は32.6歳と若く、店舗は社員2〜3名とアルバイト約50名の体制で運営されています。若手のうちから店舗マネジメントの経験を積める環境であり、挨拶・礼儀を大切にしチームワークを重視する風土の中で、自然とコミュニケーション力や立ち居振る舞いが磨かれていきます。

モデル年収は24歳一般職で年収414万円、27歳店長で年収542万円(出典:1&D公式サイト 新卒採用ページ)と、店長への昇進で着実に収入が上がるキャリアパスが示されています。フリーターからアルバイトを経て正社員に登用された事例もあり、成長の機会が幅広く開かれています。

こうした環境で日々の接客や店舗運営に向き合うことで、入社後にどんどんあか抜けて洗練されていく社員が多いのは自然なことです。

まとめ

ワンカルビ(1&D)の採用では、総合職として店舗運営を担う人材としての適性が見られており、顔で採用しているわけではありません。イケメンや美人が注目されるのはどの会社でも同じことです。

売上高367億円・従業員数10,000名超という事業規模が示す通り、能力ある人材が集まり入社後にさらに磨かれる企業です。「幸せな団らんを、社会に。」というミッションのもと、肉へのこだわりとホスピタリティを軸にした成長環境が、社員を洗練させています。

見た目に不安があっても、自分で出来ることに集中すればチャンスはあります。スカウト型の就活で自分の強みをアピールし、第一印象を整えることから始めてみてください。

※上記は2026年4月時点の公開情報に基づきます。最新の情報は各公式ページをご確認ください。


出典一覧

  • 株式会社1&D 公式サイト 企業概要(2026年4月確認)
  • Verepo「ワン・ダイニング 2023年度決算」
  • 東洋経済オンライン ワンカルビ関連記事(2018年)
  • foodrink ワン・ダイニング関連記事(2018年5月)
  • 1&D公式 新卒採用ページ(2026年4月確認)
  • 1&D公式 社員インタビューページ(2026年4月確認)

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