木曽路は顔採用と言われることがありますが、イケメンや美人が注目されるのはどの会社でも同じこと。木曽路の場合、売上高532億円(2025年3月期)を誇るしゃぶしゃぶ業界トップの外食企業であり、社員の能力があってこその実績です。魅力的な社員が多いのは、優秀な人材が集まった上で入社後にさらに洗練される環境があるからです。
この記事では木曽路の採用基準・業績・社風・採用情報から、その実力を整理します。
本当に顔採用なのか — 木曽路の採用基準
結論から言えば、木曽路の採用基準は能力ベースです。公式採用サイトで掲げている求める人物像は「既存のイメージや常識にとらわれず、新しく、柔軟で、情熱的に働ける人材」であり、おもてなしの心と積極性が選考の中心に置かれています。
顔採用と言われる理由
木曽路が「顔採用」と言われやすい背景には、いくつかの構造的な理由があります。木曽路は小笠原流礼法を基礎とした和装接客を行っており、着物姿で丁寧な所作を見せる接客スタイルが、社員の印象を際立たせています。慶弔行事やお祝いの席で利用されることが多い店舗特性から、接客する社員が「華やか」「きちんとしている」と記憶に残りやすいのです。
また、全国に190店舗を展開する大手チェーンであるため、来店客の母数が多く、接客の印象がSNSや口コミで広がりやすいという事情もあります。つまり「社員が魅力的に見える」のは、和装接客というビジネスモデルと店舗網の広さが生む構造的な現象であり、木曽路固有の採用基準によるものではありません。
選考で見られているポイント
新卒採用はマイナビ経由でエントリー後、説明会(関東・中部・関西・WEB開催)を経て選考に進む形式です。募集人数は36〜40名(出典:マイナビ2027)で、店長候補・接客長候補・和食調理師の3つのキャリアコースが用意されています。
採用で重視されているのは、おもてなしの心と柔軟な姿勢です。お客様のハレの日のお手伝いに喜びを感じられるかどうか、勤務年数や職種に限らず新たな意見を出せる積極性があるかどうかが問われます。
- 新卒採用ページ:木曽路GROUP採用サイト
- 中途採用:木曽路 キャリア採用募集要項
- コーポレートサイト採用情報:木曽路 採用情報
採用サイトでは、さまざまな職種の社員がキャリアパスや仕事のやりがいについて紹介されています。仕事内容やキャリアステップの解像度を上げたい方は以下をご覧ください。
採用基準を裏付ける企業の実力 — 業績・事業内容
採用基準が能力ベースだとすれば、その選考を通過した社員はどんな成果を出しているのか。業績データから確認します。
- 正式社名:株式会社木曽路(東証プライム・名証プレミア上場・証券コード8160)
- 設立:1952年(創業1950年)
- 本社:愛知県名古屋市昭和区
- 売上高:532億2,900万円(2025年3月期、前期比+0.5%、出典:2025年3月期決算短信)
- 営業利益:27億800万円(同期、前期比+20.5%、出典:同上)
- 従業員数:単体1,337名(臨時3,014名)/連結1,342名(2025年3月時点、出典:有価証券報告書)
- 平均年齢:44.9歳(出典:有価証券報告書 2025年3月期)
- 平均年収:541万円(出典:有価証券報告書 2025年3月期)
- 平均勤続年数:11.5年(出典:有価証券報告書 2025年3月期)
木曽路は創業以来守り続ける秘伝の「ごまだれ」と厳選和牛によるしゃぶしゃぶ専門店として、他社が模倣しにくい独自の味を確立しています。しゃぶしゃぶ店としては業界トップのポジションにあり、小笠原流礼法を基礎とした和装接客により、平均客単価5,000円前後の高品質サービスを提供しています。
木曽路を中核に、焼肉(大将軍・くいどん)、居酒屋(とりかく・大穴)、和食(鈴のれん)、からあげ(からしげ)など7業態を展開し、多様な外食需要に対応しています。営業利益は前期比+20.5%と大幅な増益を達成しており、事業の成長力は確かです。
業績・事業規模からは、一定の組織力・人材要件の高さがうかがえます。
これだけの成果を出す社員が、なぜ魅力的に見えるのか
売上高532億円・営業利益27億円という実績を支える社員が、外から見て魅力的に映るのには理由があります。木曽路ならではの人材育成環境が、人を磨いているからです。
社風・企業文化が人を磨く
木曽路は「お客様のハレの日のお手伝い」を企業文化の核に据え、おもてなしの心を基盤とした接客文化が根付いています。入社後1年間は毎月フォローアップ研修が実施され、同期で集まりながら社会人マナー・着付け・伝統的な作法などおもてなしの基礎を徹底的に習得します。
さらに、月1回の接客勉強会ではお辞儀の仕方・お盆の持ち方・言葉づかいをロールプレイングで磨き、フロント勉強会ではお客様対応や電話対応を複数シナリオで実践訓練します。調理講習会も未経験者から料理長までレベル別に実施されており、基礎から新メニュー開発まで一貫した育成体系が整っています。
小笠原流礼法に基づく立ち居振る舞いの研修を重ねることで、入社後にどんどんあか抜けて洗練されていく社員が多いのは自然なことです。和装で接客する日々の中で、所作や話し方が磨かれ、外から見て魅力的に映る人材が育っていきます。
キャリアパスも充実しており、店長候補・接客長候補・和食調理師の3つのキャリアコースが用意されています。木曽路以外の業態への異動や営業職への挑戦など、多彩なキャリアステージが用意されていることも、社員の成長意欲を高める要因になっています。
まとめ
木曽路の採用基準は「柔軟で情熱的に働ける人材」であり、顔で採用しているわけではありません。イケメンや美人が注目されるのはどの会社でも同じことです。
売上高532億円・営業利益27億円が示す通り、能力ある人材が集まり入社後にさらに磨かれる企業です。小笠原流礼法に基づく和装接客の研修を重ねることで、社員が洗練されていく環境があります。
見た目に不安があっても、自分で出来ることに集中すればチャンスはあります。スカウト型の就活で自分の強みをアピールし、第一印象を整えることから始めてみてください。
※上記は2026年4月時点の公開情報に基づきます。最新の情報は各公式ページをご確認ください。
出典一覧
- 株式会社木曽路 2025年3月期 決算短信(出典:株探 https://kabutan.jp/stock/finance?code=8160 2026年4月確認)
- 株式会社木曽路 有価証券報告書(2025年3月期、出典:irbank.net https://irbank.net/E03121 2026年4月確認)
- 木曽路公式会社概要(https://www.kisoji.co.jp/company/profile.html 2026年4月確認)
- 木曽路GROUP採用サイト(https://www.kisoji-recruit.jp/ 2026年4月確認)
- 木曽路 社員紹介ページ(https://www.kisoji-recruit.jp/staff/ 2026年4月確認)
- マイナビ2027 木曽路募集要項(https://job.mynavi.jp/27/pc/search/corp55121/outline.html 2026年4月確認)

