串カツ田中は顔採用?「入社2ヶ月〜1年で」の企業が求める人材

串カツ田中は顔採用と言われることがありますが、イケメンや美人が注目されるのはどの会社でも同じこと。串カツ田中の場合、串カツ専門チェーンとして国内最大手であり、全国約340店舗超を展開する実績は社員の能力があってこそです。魅力的なスタッフが多いのは、優秀な人材が集まった上で入社後にさらに洗練される環境があるからです。

この記事では串カツ田中の採用基準・業績・社風・採用情報から、その実力を整理します。

本当に顔採用なのか — 串カツ田中の採用基準

結論から言えば、串カツ田中の採用基準は能力ベースです。公式採用サイトで掲げている求める人物像は「企業理念に共鳴し、楽しさを本気で追求できる方」であり、チームワークや挑戦意欲が選考の中心に置かれています。

顔採用と言われる理由

串カツ田中が「顔採用」と言われやすい背景には、いくつかの構造的な理由があります。串カツ田中は大阪文化をベースにした活気ある接客スタイルが特徴であり、元気で明るいスタッフの姿がお客さんの印象に残りやすい業態です。店舗数の増加とともに多くの人が串カツ田中のスタッフと接する機会が増え、「スタッフが魅力的」という印象が広がっています。

また、ほぼ全品禁煙化やファミリー層の取り込みに成功したことで、若い世代や子ども連れの来店が増えました。幅広い客層と接するスタッフの明るい接客が注目されやすいのは、業態そのものの特徴です。

採用サイトでは、さまざまな職種の社員がキャリアパスや仕事のやりがいについてインタビュー形式で紹介されています。容姿ではなく、仕事への熱意や成長ストーリーが伝わる内容です。

串カツ田中(ユニシアホールディングス) 社員インタビュー

選考で見られているポイント

選考フローはエントリー→企業説明会→1次選考(WEB面接)→2次選考(WEB面接)→最終選考(対面)が基本です。1次選考はざっくばらんな形式で、就職相談のみの参加も可能とされています。最終選考では「選べる面接官制度」が導入されており、応募者が自分に合った面接官を選べるユニークな仕組みがあります。

求める人物像として公式に掲げられているのは以下のポイントです。

  • 企業理念に共鳴し、楽しさを本気で追求できる方
  • 仲間とともに結果を出す喜びを知っている方
  • チームで何かを成し遂げた経験がある方
  • グローバルな舞台で活躍したい方
  • 自分の店を持つ志向がある方

選考全体を通して、コミュニケーション力やチームで成果を出す姿勢が重視されており、容姿が合否を左右する仕組みにはなっていません。

採用基準を裏付ける企業の実力 — 業績・事業内容

採用基準が能力ベースだとすれば、その選考を通過した社員はどんな成果を出しているのか。業績データから確認します。

  • 正式社名:株式会社串カツ田中ホールディングス(東証グロース上場・証券コード3547、2026年3月より「株式会社ユニシアホールディングス」に商号変更)
  • 設立:2002年(1号店は2008年12月オープン)
  • 本社:東京都品川区東五反田
  • 売上高:約210.9億円(2025年11月期、出典:串カツ田中ホールディングス 2025年11月期決算短信)
  • 営業利益:約11.9億円(同期、前年比139.8%と大幅増益)
  • 従業員数:連結563名(2025年11月末時点、出典:公式サイト)
  • 平均年齢:40.3歳(出典:2025年11月期有価証券報告書)
  • 平均年収:約583万円(出典:2025年11月期有価証券報告書)

串カツ田中は大阪伝統の串カツ文化を関東圏に持ち込み、串カツ専門チェーンという独自カテゴリを確立した企業です。直営とフランチャイズを組み合わせた展開で全国約340店舗超を運営し、全国1,000店舗体制を目標に掲げています。

大きな特徴は、ファミリー層の取り込みに成功した点です。「ほぼ全品禁煙化」を業界に先駆けて実施し、子ども向けメニューの充実と合わせて、従来の居酒屋チェーンとは異なる客層を獲得しました。グループ会社としてPISOLA(イタリアンレストラン)、TANAKA INTERNATIONAL(海外展開)、UKYE(デザイン・SNS運用)なども擁し、飲食にとどまらない多角化を進めています。

2025年11月期は売上高が前年比125.1%、営業利益が前年比139.8%と大幅な増収増益を達成しており、事業の成長力は確かです。業績・事業規模からは、一定の組織力・人材要件の高さがうかがえます。

これだけの成果を出す社員が、なぜ魅力的に見えるのか

売上高約210.9億円・営業利益約11.9億円という実績を支える社員が、外から見て魅力的に映るのには理由があります。串カツ田中ならではの人材育成環境が、人を磨いているからです。

社風・企業文化が人を磨く

串カツ田中は「褒めて伸ばす社風」を掲げ、社内SNSを活用した社員間コミュニケーションが活発に行われています。入社後は3日間の座学研修で会社理念と事業概要を学んだ後、約1ヶ月間にわたって教育特化型の「研修センター店」で実地研修を受けます。ホール・ドリンク・キッチン・揚げ場の4領域を網羅的に習得する実践型のカリキュラムが組まれています。

現場では一方的な指導ではなく「まずは自分でやってみる」方式を採用しており、個別対応を重視した育成が行われています。こうした環境で日々の接客や店舗運営に向き合うことで、入社後にどんどんあか抜けて洗練されていくスタッフが多いのは自然なことです。

特筆すべきは「輝きスタッフ」制度です。接客が優れたスタッフを選出し、「串カツ田中総会」で社長の前でプレゼンを行う独自の表彰制度で、パート・アルバイトを含む全スタッフが対象です。こうした仕組みが「この会社で成長したい」というモチベーションにつながり、スタッフ一人ひとりの立ち居振る舞いを磨いています。

早期昇格と多様なキャリアパス

串カツ田中では入社2ヶ月〜1年での店長昇格が可能です。中途入社7ヶ月で店長に就任した実績もあり、年齢や経歴に関係なく実力で評価される環境です。昇給・昇格の機会は年2回(6月・12月)設けられており、副店長→店長→エリアマネージャー→研修センター長→人材教育課長と明確なキャリアパスが描かれています。

さらに、グループ会社であるPISOLAやジーティーデザイン(店舗設計)、UKYE(デザイン・SNS運用)への異動やキャリアチェンジの可能性もあります。飲食だけでなく、デザインや海外事業といった多様なフィールドでキャリアを築ける点は、成長意欲の高い人材にとって大きな魅力です。

まとめ

串カツ田中の採用基準は「企業理念に共鳴し、楽しさを本気で追求できる方」であり、顔で採用しているわけではありません。イケメンや美人が注目されるのはどの会社でも同じことです。

売上高は約210.9億円、営業利益は約11.9億円と大幅増収増益を達成しており、串カツ専門チェーン国内最大手として成長を続けています。「褒めて伸ばす社風」や「輝きスタッフ」制度など、入社後に人を磨く仕組みが整った企業です。

見た目に不安があっても、自分で出来ることに集中すればチャンスはあります。スカウト型の就活で自分の強みをアピールし、第一印象を整えることから始めてみてください。

※上記は2026年4月時点の公開情報に基づきます。最新の情報は各公式ページをご確認ください。


出典一覧

  • 株式会社串カツ田中ホールディングス 2025年11月期 決算短信(松井証券掲載データ)
  • 株式会社串カツ田中ホールディングス 有価証券報告書(2025年11月期、Yahoo!ファイナンス企業情報)
  • 串カツ田中ホールディングス公式サイト(2025年11月末時点)
  • ユニシアホールディングス公式採用サイト(2026年4月確認)
  • ユニシアホールディングス 社員インタビュー(2026年4月確認)
  • PRESIDENT Online「串カツ田中 ファミリー戦略」(2026年4月確認)
  • doda企業紹介ページ 串カツ田中(2026年4月確認)

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