キリンは顔採用?売上収益2兆3,383億円の有数の食品・飲料グループを解説

キリンは顔採用と言われることがありますが、イケメンや美人が注目されるのはどの会社でも同じこと。キリンホールディングスの場合、売上収益2兆3,383億円(2024年12月期)を誇る国内有数の食品・飲料グループであり、社員の能力があってこその実績です。魅力的な社員が多いのは、優秀な人材が集まった上で入社後にさらに洗練される環境があるからです。

この記事ではキリンの採用基準・業績・社風・採用情報から、その実力を整理します。

本当に顔採用なのか — キリンの採用基準

結論から言えば、キリンの採用基準は能力ベースです。公式に掲げている求める人物像は「熱意・誠意・多様性」の3つであり、自由な発想で新しい価値を提案する意志と、ステークホルダーへの感謝・謙虚さが選考の中心に置かれています。

顔採用と言われる理由

キリンが「顔採用」と言われやすい背景には、いくつかの構造的な理由があります。「一番搾り」「午後の紅茶」「生茶」など国民的ブランドを持つ企業として知名度が非常に高いこと、CMやイベントで企業イメージが常に発信されていること、そして採用広報に力を入れていることが重なり、「社員が魅力的に見える」という印象が広がっています。

また、ビール造りで培った発酵・バイオテクノロジーを医薬品やヘルスサイエンス領域にまで展開する独自のビジネスモデルは、知的好奇心の高い人材を引きつけやすい構造でもあります。こうした人材が採用広報やイベントに登場することで、企業全体の印象がさらに高まっているのです。

公式の採用サイトでは、さまざまな職種の社員がキャリアパスや仕事のやりがいについてインタビュー形式で紹介されています。容姿ではなく、仕事への情熱や専門性が伝わる内容です。

キリンホールディングス 社員インタビュー

選考で見られているポイント

選考フローはES・動画提出・Webテスト(TG-WEB:言語・非言語・適性検査、約1時間)→一次面接→二次面接→社員面談→最終面接→内定が基本です。コース別採用を導入しており、事務系(営業・SCM・法務・財務・人事・マーケティング)、技術系(基礎研究・生産・品質保証・技術開発・エンジニアリング)、デジタルICTの各コースで専門性に応じた選考が実施されています。

特に重視されているのは「Passion(熱意)」=自由な発想で新しい価値を提案する意志、「Integrity(誠意)」=確かな価値を提供する誠実さ、「Diversity(多様性)」=個々の価値観や視点の違いを認め合い尊重する姿勢の3要素です。リーダーシップを発揮し、成長・発展し続けられる人財が求められています。

採用基準を裏付ける企業の実力 — 業績・事業内容

採用基準が能力ベースだとすれば、その選考を通過した社員はどんな成果を出しているのか。業績データから確認します。

  • 正式社名:キリンホールディングス株式会社(東証プライム上場)
  • 設立:1907年(2007年に持株会社化)
  • 本社:東京都中野区中野4丁目10-2 中野セントラルパークサウス
  • 売上収益:2兆3,383億円(IFRS、2024年12月期、出典:キリンホールディングス 2024年12月期 決算短信)
  • 営業利益:1,253億円(同期、出典:同上)
  • 当期利益:582億円(同期、出典:同上)
  • 従業員数:単体1,067名/連結31,144名(出典:キリンホールディングス有価証券報告書 2024年12月期)
  • 平均年齢:41.8歳(出典:同上)
  • 平均年収:約1,001万円(出典:同上)

キリンホールディングスは国内ビール業界第2位のポジションにあり、「食領域」(ビール・飲料)、「医領域」(協和キリン)、「ヘルスサイエンス領域」の3事業を展開しています。ビール造りで培った発酵・バイオテクノロジーを共通基盤として、医薬品やプラズマ乳酸菌などのヘルスサイエンス製品にまで応用する独自の事業ポートフォリオを持つ点が大きな強みです。

「一番搾り」「氷結」「午後の紅茶」「生茶」など国内トップクラスのブランド群を保有し、飲料業界で確固たる地位を築いています。単なる飲料メーカーにとどまらず、医薬・ヘルスサイエンスまで手がける多角的な事業展開は、多様な専門性を持つ人材が活躍できるフィールドの広さを物語っています。

業績・事業規模からは、一定の組織力・人材要件の高さがうかがえます。

これだけの成果を出す社員が、なぜ魅力的に見えるのか

売上収益2兆3,383億円・営業利益1,253億円という実績を支える社員が、外から見て魅力的に映るのには理由があります。企業文化と人材育成の仕組みが、人を磨いているからです。

社風・企業文化が人を磨く

キリンは「真面目で誠実」な企業文化が広く浸透しており、品質や顧客を大切にする堅実な社風で知られています。社内には「認め合い、讃え合う」風土があり、頭ごなしに否定されず良いところを認めた上で指導される環境が整っています。近年は「変化と挑戦」を重視する風土へシフトしつつあり、イノベーションや新規事業への取り組みも積極的に推進されています。

研修制度も充実しています。入社後は製造現場でキリンが大切にする「品質本位」「お客様本位」を体感する集合研修があり、2〜3年目には「わくプロ大学」としてチーム活動を通じた自律的な学びの場が提供されます。さらにロジカルシンキング・戦略思考・マーケティング基礎学習などスキルアップ研修、新任経営職研修や次世代リーダー研修など管理職・リーダー層向けの研修も体系的に整備されています。

キャリア形成の仕組みも手厚く、年1回のキャリア希望申告制度で本人の意向を人事に伝達できるほか、キャリアチャレンジ制度(社内公募制度)により異動や職種変更を自主的に応募できる環境があります。コース別採用により入社時から各職種の専門性を磨けるうえ、食・ヘルスサイエンス・医の多様な事業領域で3〜5年の異動サイクルを通じて幅広いキャリア形成が可能です。

こうした環境で日々の仕事に向き合うことで、入社後にどんどんあか抜けて洗練されていく社員が多いのは自然なことです。品質にこだわるものづくりの現場から、グローバルなヘルスサイエンス事業まで、幅広いフィールドで経験を積む中で、自然と専門性やコミュニケーション力が磨かれていきます。

まとめ

キリンの採用基準は「熱意・誠意・多様性」であり、能力ベースの選考を実施しています。イケメンや美人が注目されるのはどの会社でも同じことです。

売上収益2兆3,383億円・営業利益1,253億円が示す通り、能力ある人材が集まり入社後にさらに磨かれる企業です。社員が魅力的に見えるのは、品質本位の堅実な企業文化と充実した研修制度・キャリア支援の結果です。

見た目に不安があっても、自分で出来ることに集中すればチャンスはあります。スカウト型の就活で自分の強みをアピールし、第一印象を整えることから始めてみてください。

※上記は2026年4月時点の公開情報に基づきます。最新の情報は各公式ページをご確認ください。


出典一覧

  • キリンホールディングス株式会社 2024年12月期 決算短信〔IFRS〕
  • キリンホールディングス株式会社 有価証券報告書(2024年12月期)
  • キリンホールディングス公式採用ページ(2026年4月確認)
  • キリンホールディングス 社員インタビュー(2026年4月確認)
  • OpenWork クチコミ(2026年4月確認)

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