塚田農場は顔採用?「時間をかけて対話する」重視の採用実態

塚田農場は顔採用と言われることがありますが、イケメンや美人が注目されるのはどの会社でも同じこと。塚田農場の場合、売上高約210億円を誇る居酒屋チェーンを運営するエー・ピーホールディングスの中核ブランドであり、社員の能力があってこその実績です。魅力的な社員が多いのは、優秀な人材が集まった上で入社後にさらに洗練される環境があるからです。

この記事では塚田農場(エー・ピーホールディングス)の採用基準・業績・社風・採用情報から、その実力を整理します。

本当に顔採用なのか — 塚田農場の採用基準

結論から言えば、塚田農場を運営するエー・ピーホールディングスの採用基準は能力ベースです。公式に掲げている求める人物像は「食のあるべき姿を追求する」理念への共感・共鳴であり、学歴や職歴ではなく「物事の見方・考え方」を重視した選考が行われています。

顔採用と言われる理由

塚田農場が「顔採用」と言われやすい背景には、いくつかの構造的な理由があります。居酒屋チェーンの中でも接客に力を入れていることで知られており、店舗スタッフが来店客と直接コミュニケーションを取る場面が多いこと、名物の「名刺制度」など独自の接客スタイルが話題になりやすいことが、「スタッフが魅力的に見える」という印象につながっています。

実際には、飲食業界全般に共通する現象として、接客を通じてコミュニケーション力や立ち居振る舞いが磨かれることで、入社後に洗練されていく側面が大きいと考えられます。容姿で採用しているのではなく、接客の現場で人が磨かれている結果です。

選考で見られているポイント

選考フローは新卒の場合、ES提出→面接(複数回)→内定が基本です。中途採用では応募→面接→内定の流れで、いずれも人物重視の選考が行われています。面接では時間をかけて対話するスタイルが特徴的で、「フードクリエイター」として食の道で成長したいという意欲が重視されています。

採用ページでは、さまざまなポジションで活躍する社員のインタビューが公開されています。仕事内容やキャリアパスの解像度を上げたい方は以下をご覧ください。

エー・ピーホールディングス 社員インタビュー

採用基準を裏付ける企業の実力 — 業績・事業内容

採用基準が能力ベースだとすれば、その選考を通過した社員はどんな成果を出しているのか。業績データから確認します。

  • 正式社名:株式会社エー・ピーホールディングス(東証スタンダード上場・証券コード3175)
  • 設立:2001年
  • 本社:東京都港区芝大門
  • 売上高:約210億7,200万円(2025年3月期、出典:エー・ピーホールディングス 2025年3月期決算短信〔日本基準〕連結、前期比+2.1%)
  • 営業利益:約2億6,300万円(同期、前期の赤字から黒字転換)
  • 従業員数:連結約706名(出典:エー・ピーホールディングス有価証券報告書、2025年3月期)
  • 平均年齢:42.4歳(出典:同上)
  • 平均年収:535万5,000円(出典:同上)

エー・ピーホールディングスは、生産から販売まで一貫して手がける「生販直結」ビジネスモデル(6次産業化)で独自のポジションを確立しています。宮崎県みやざき地頭鶏・鹿児島県黒さつま鶏・北海道新得地鶏など、自社・提携農家の地鶏を100%使用し、塚田農場・四十八漁場・芝浦食肉・関根精肉店など国内外約40ブランド・約180店舗を展開しています。

中食事業(オンラインストア・テイクアウト等)も成長しており、2025年3月期には過去最高の売上高・営業利益を達成しました。居酒屋チェーンの中堅として、6次産業化という独自の事業モデルで競合との差別化に成功しています。

業績・事業規模からは、一定の組織力・人材要件の高さがうかがえます。

これだけの成果を出す社員が、なぜ魅力的に見えるのか

売上高約210億円・営業利益約2億6,300万円という実績を支える社員が、外から見て魅力的に映るのには理由があります。企業文化と人材育成の仕組みが、人を磨いているからです。

社風・企業文化が人を磨く

エー・ピーホールディングスは「食のあるべき姿を追求する」を掲げ、「FOOD CREATIVE FIRM」を標榜しています。生産者・販売者・消費者すべてを大切にする「ALL-WIN」の実現を目指す理念のもと、共感・共鳴する仲間が自由な発想で同じゴールを目指す組織風土が根付いています。

研修制度も充実しており、入社後には3ヶ月間の職人育成プログラムで体系的・効率的に調理技術を体得する仕組みがあります。1年目の新卒には人事が伴走しながら社会人基礎研修を実施し、2〜3年目は中途社員と合同でマネジメント研修・リーダーシップ育成プログラムが提供されます(出典:TAC人材戦略レポート、2024年5月)。

キャリアパスとしては、店舗運営からエリアマネージャー、さらに商品開発・営業企画・人事採用などの本部ポジションへのステップアップが可能です。寿司・焼鳥・ワインと鴨の店・地鶏専門店など新業態の立ち上げに携われる機会もあり、「フードクリエイター」としてのキャリアを築ける環境が整っています。こうした環境で日々の接客や調理に向き合うことで、入社後にどんどんあか抜けて洗練されていく社員が多いのは自然なことです。

まとめ

塚田農場(エー・ピーホールディングス)の採用基準は「物事の見方・考え方」重視の人物重視型であり、顔で採用しているわけではありません。イケメンや美人が注目されるのはどの会社でも同じことです。

売上高約210億円・前期赤字からの黒字転換が示す通り、6次産業化という独自の事業モデルで成長を続ける企業です。社員が魅力的に見えるのは、「食のあるべき姿を追求する」理念のもと、職人育成プログラムと成長環境が人を磨いている結果です。

見た目に不安があっても、自分で出来ることに集中すればチャンスはあります。スカウト型の就活で自分の強みをアピールし、第一印象を整えることから始めてみてください。

※上記は2026年4月時点の公開情報に基づきます。最新の情報は各公式ページをご確認ください。


出典一覧

  • 株式会社エー・ピーホールディングス 2025年3月期 決算短信〔日本基準〕連結
  • 株式会社エー・ピーホールディングス 有価証券報告書(2025年3月期)
  • エー・ピーホールディングス公式サイト AP HOLDINGS(2026年4月確認)
  • エー・ピーホールディングス 総合採用ページ(2026年4月確認)
  • エー・ピーホールディングス 中途採用サイト 社員インタビュー(2026年4月確認)
  • TAC人材戦略レポート(2024年5月)
  • サイボウズ式インタビュー記事(2026年4月確認)

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