ジルスチュアートは顔採用と言われることがありますが、イケメンや美人が注目されるのはどの会社でも同じこと。ジルスチュアートの場合、アパレル部門を展開するTSIホールディングスは売上高1,566億円を誇る国内アパレル大手であり、社員の能力があってこその実績です。魅力的な社員が多いのは、優秀な人材が集まった上で入社後にさらに洗練される環境があるからです。
この記事ではジルスチュアートの採用基準・業績・社風・採用情報から、その実力を整理します。
本当に顔採用なのか — ジルスチュアートの採用基準
結論から言えば、ジルスチュアートの採用基準は能力ベースです。アパレル部門を運営するTSI株式会社が掲げる6つのバリューは「脱固定概念・エンターテインメント・アジャイル・オープンマインド・学びと成長・フェア&ウェルネス」であり、自分の言葉で物事を伝えられるコミュニケーション能力が選考の中心に置かれています。
顔採用と言われる理由
ジルスチュアートが「顔採用」と言われやすい背景には、ブランドの世界観が大きく影響しています。「女の子の持つ全てのかわいいをかなえるブランド」をコンセプトに掲げ、アパレルからコスメ、カフェ、生活雑貨まで衣食住を網羅するライフスタイルブランドとして展開しているため、店頭スタッフがブランドイメージの体現者として注目されやすい構造があります。
また、JILL STUART Beautyは百貨店のコスメカウンターを主な販売チャネルとしており、美容部員の接客がブランドの第一印象を決める場面が多いことも、「社員が魅力的」という印象につながっています。これはジルスチュアートに限らず、ラグジュアリー・コスメブランド全般に共通する現象です。
選考で見られているポイント
ジルスチュアートに関わるポジションは、アパレル部門(TSI株式会社)とコスメ部門(コーセー)で採用経路が異なります。TSI株式会社では販売職・総合職ともにエントリーを受け付けており、「自分の言葉で物事を伝えられるコミュニケーション能力」が最も重視されています。JILL STUART Beauty美容部員の採用では、コスメへの関心・接客スキル・ブランドの世界観への共感が評価ポイントです。
- 新卒採用(TSI株式会社):TSI株式会社 新卒採用情報
- 中途・販売職(TSI):TSI 中途採用(販売職)
- 中途・本社職(TSI):TSI 中途採用(本社職)
- JILL STUART Beauty 美容部員採用(コーセー運営):JILL STUART Beauty 採用ページ
TSI株式会社の選考フローは詳細が非公開ですが、2026年度は販売職・総合職ともにエントリーを受付中です。JILL STUART Beauty美容部員は応募→書類選考→面接→内定が基本フローで、アルバイト・契約社員からの採用が中心となっています。
採用基準を裏付ける企業の実力 — 業績・事業内容
採用基準が能力ベースだとすれば、その選考を通過した社員はどんな成果を出しているのか。業績データから確認します。
- ブランド名:JILL STUART(ジルスチュアート)※1993年に米国で設立、1997年に日本進出
- アパレル部門運営:株式会社TSI(TSIホールディングス傘下)
- コスメ部門運営:株式会社コーセー(ライセンス展開)
- 本社所在地:TSIホールディングス — 東京都港区赤坂 / コーセー — 東京都中央区日本橋
- 売上高(TSIホールディングス連結):1,566億円(2025年2月期、出典:日経電子版 3608決算情報)
- 営業利益:約16億円(2025年2月期、出典:同上)
- 従業員数:TSIホールディングス連結 約3,837名(2025年2月期決算短信)※JILL STUART単体の従業員数は非公開
TSIホールディングスはJILL STUARTのほか、NANO・universe、NATURAL BEAUTY BASICなど50以上のブランドを展開する国内アパレル大手の一角です。2021年にはジルスチュアートとジルバイジルスチュアートを統合し、「今日よりも、華やかな明日のために。」をパーパスに掲げるリブランディングを実施しています(出典:日経クロストレンド)。
一方、コスメ部門を展開するコーセーは東証プライム上場の大手化粧品メーカーであり、JILL STUART Beautyは百貨店を中心に国内外で高い認知度を持つコスメブランドとして成長を続けています。
業績・事業規模からは、一定の組織力・人材要件の高さがうかがえます。
これだけの成果を出す社員が、なぜ魅力的に見えるのか
売上高1,566億円のTSIグループと、大手化粧品メーカー・コーセーという2つの企業基盤に支えられたブランドの社員が、外から見て魅力的に映るのには理由があります。ブランドの世界観を体現する企業文化と、人材育成の仕組みが人を磨いているからです。
社風・企業文化が人を磨く
JILL STUART Beautyの店舗は1店舗4名〜10名強で構成され、20代〜30代のメンバーが中心に活躍しています。ブランドイメージを大切にする文化があり、身だしなみのチェックが徹底されていることが、社員の洗練された印象につながっています。
研修制度も充実しており、導入研修(前期・後期)から始まり、レベルI・II・IIIの段階的な研修体系でスキルアップが図られています。未経験者でも基礎から学べるカリキュラムが用意されているほか、新商品や季節プロモーションに合わせたプロモーショントレーニング、ショップ責任者向けのマネージメント研修など、成長ステージに応じた学びの機会が整備されています(出典:コーセー JILL STUART Beauty採用ページ、2026年4月確認)。
20代後半からショップ責任者を担うスタッフもおり、若手でもマネジメント経験を積める環境です。TSIグループ内には50以上のブランドがあるため、アパレル側ではブランド間異動によるキャリアの幅を広げる機会もあります。また、2021年のリブランディング時にはブランドに関わる全スタッフ約40名がパーパス策定の議論に参加するなど、ボトムアップの文化も根付いています(出典:日経クロストレンド)。
こうした環境で日々の接客やブランド運営に向き合うことで、入社後にどんどんあか抜けて洗練されていく社員が多いのは自然なことです。百貨店のコスメカウンターや直営店舗でお客様と接する中で、立ち居振る舞いや提案力が磨かれていきます。
まとめ
ジルスチュアートの採用基準は「コミュニケーション能力」と「ブランドへの共感」であり、顔で採用しているわけではありません。イケメンや美人が注目されるのはどの会社でも同じことです。
アパレル部門のTSIホールディングスは売上高1,566億円を誇り、コスメ部門のコーセーも大手化粧品メーカーとして確かな事業基盤を持っています。能力ある人材が集まり、充実した研修制度とブランドの世界観が人を磨く環境です。
見た目に不安があっても、自分で出来ることに集中すればチャンスはあります。スカウト型の就活で自分の強みをアピールし、第一印象を整えることから始めてみてください。
※上記は2026年4月時点の公開情報に基づきます。最新の情報は各公式ページをご確認ください。
出典一覧
- TSIホールディングス株式会社 2025年2月期 決算短信(出典:日経電子版 3608決算情報)
- TSIホールディングス株式会社 有価証券報告書(2025年2月期)
- TSI株式会社 公式採用ページ(2026年4月確認)
- TSI採用担当インタビュー note(2026年4月確認)
- コーセー JILL STUART Beauty 採用ページ(2026年4月確認)
- 日経クロストレンド JILL STUART リブランディング記事

