ディスコは顔採用と言われることがありますが、イケメンや美人が注目されるのはどの会社でも同じこと。ディスコの場合、売上高3,933億円を誇り、半導体精密加工装置で世界トップシェアを握る企業であり、社員の能力があってこその実績です。魅力的な社員が多いのは、優秀な人材が集まった上で入社後にさらに洗練される環境があるからです。
この記事ではディスコの採用基準・業績・社風・採用情報から、その実力を整理します。
本当に顔採用なのか — ディスコの採用基準
結論から言えば、ディスコの採用基準は能力ベースです。公式に掲げている求める人物像は「DISCO VALUESに共感できる人」であり、思考力・主体性・困難に立ち向かうレジリエンスが選考の中心に置かれています。
顔採用と言われる理由
ディスコが「顔採用」と検索される背景には、いくつかの構造的な理由があります。平均年収1,672万円という水準の高さから就活生の注目度が非常に高いこと、社員インタビューが50名以上公開されておりさまざまな社員の姿が見えやすいこと、そしてYouTubeやInstagramで積極的に採用広報を発信していることが重なり、「社員が魅力的に見える」という印象が広がっています。
実際に、公式サイトでは50名以上の社員インタビューが掲載されており、勤務地・職群・入社区分・職種・専攻でフィルタリングしながら閲覧できます。容姿ではなく、仕事への熱量やキャリアパスが伝わる内容です。
選考で見られているポイント
選考フローはエントリー(マイページ作成)→エントリーシート提出(PDF形式)→適性検査→面接複数回(キャリアディスカバリープログラム(CDP)を含む)→内定が基本です。選考は東京・広島・長野のいずれか1拠点で実施されます。
ディスコが求める人物像として、以下の要素が公式採用ページに掲げられています。
- 何でも楽しむ「Fun」な姿勢を持つ人
- 未知なることにワクワクする人
- 思考力が高く、考え抜くのが好きな人
- 仲間と共に達成の喜びや感動を味わいたい人
- 困難に直面してもくじけないレジリエンスを持つ人
- 「できない理由」より「できる方法」を考える人
- グローバル志向で多国籍チームでの就業を希望する人
(出典:ディスコ 求める人材)
- 新卒採用ページ:ディスコ 東京本社 新卒採用
- 中途採用:ディスコ キャリア採用
- 採用サイトTOP:ディスコ 採用情報
採用基準を裏付ける企業の実力 — 業績・事業内容
採用基準が能力ベースだとすれば、その選考を通過した社員はどんな成果を出しているのか。業績データから確認します。
- 正式社名:株式会社ディスコ(DISCO CORPORATION)
- 設立:1940年(創業:1937年)
- 本社:東京都大田区大森北
- 売上高:3,933億円(2025年3月期、前期比27.9%増。出典:2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)、2025年4月17日発表)
- 営業利益:1,668億円(営業利益率42.4%)(同期、前期比37.3%増。出典:同上)
- 従業員数:単体5,491名/連結7,349名(契約社員含む、2025年6月末現在。出典:公式サイト会社概要)
- 平均年齢:37.3歳(出典:有価証券報告書 2025年3月期)
- 平均年収:1,672万円(出典:有価証券報告書 2025年3月期)
ディスコは「Kiru(切る)・Kezuru(削る)・Migaku(磨く)」の3領域で世界トップシェアを誇る精密加工装置メーカーです。半導体ウェーハの切断・研削・研磨に特化しており、ダイシングソー世界シェア約70%、グラインダ世界シェア約50%と、半導体後工程の精密加工装置分野で圧倒的なポジションを築いています。先端半導体向けではシェアほぼ100%とされています。
装置だけでなくダイシングブレード等の消耗品(精密加工ツール)も自社製造・販売しており、装置稼働に伴うリカーリング収益が安定基盤となっています。生成AI需要拡大に伴うGPU・HBM等の先端半導体需要が追い風となり、2026年3月期通期予想は売上高4,190億円・営業利益1,721億円とさらなる成長が見込まれています(出典:2026年3月期第3四半期決算短信、2026年1月21日発表)。
業績・事業規模からは、一定の組織力・人材要件の高さがうかがえます。
これだけの成果を出す社員が、なぜ魅力的に見えるのか
売上高3,933億円・営業利益1,668億円という実績を支える社員が、外から見て魅力的に映るのには理由があります。独自の企業文化と人材育成の仕組みが、人を磨いているからです。
社風・企業文化が人を磨く
ディスコは「DISCO VALUES」と呼ばれる200を超える項目で構成される企業価値観の体系を全社員が共有し、行動の基盤としています。さらに、業務の受発注・研修受講などに社内通貨「Will」を使用する独自の仕組み(Will経済)を導入しており、個人の意思決定と市場原理を社内に取り入れることで自律的な行動を促しています。
研修制度も充実しています。製品技術・プログラミング・語学・ライフデザインなど多岐にわたるテーマの社内講習プログラムが整備されており、その多くは社員が自発的に開発したものです。受講にはWillを支払う仕組みのため、主体的に学ぶ文化が根付いています。また、社内に設置された「アプリケーション大学」では、実践的な半導体加工技術を学べる環境も整っています。
キャリア設計においても、配属先を会社が一方的に決めず「配属の自由」を実現するフリージョブ型雇用を採用。新卒は興味のある部署と合意の上で配属が決まり、異動も本人の意思が尊重されます。さらに入社満2年以上の社員は職群・職種を問わず海外勤務に立候補できる「グローバルチャレンジ制度」もあり、グローバルに活躍する道が開かれています。
こうした環境で日々の仕事に向き合うことで、入社後にどんどんあか抜けて洗練されていく社員が多いのは自然なことです。自律的に動き、世界トップシェアの技術を支える仕事に携わる中で、自然と立ち居振る舞いや専門性が磨かれていきます。
まとめ
ディスコの採用基準は「DISCO VALUESに共感できる人」「思考力が高く考え抜くのが好きな人」であり、顔で採用しているわけではありません。イケメンや美人が注目されるのはどの会社でも同じことです。
売上高3,933億円・営業利益率42.4%が示す通り、能力ある人材が集まり入社後にさらに磨かれる企業です。社員が魅力的に見えるのは、DISCO VALUESとWill経済に基づく自律的な企業文化と、フリージョブ型雇用やグローバルチャレンジ制度といった成長環境の結果です。
見た目に不安があっても、自分で出来ることに集中すればチャンスはあります。スカウト型の就活で自分の強みをアピールし、第一印象を整えることから始めてみてください。
※上記は2026年4月時点の公開情報に基づきます。最新の情報は各公式ページをご確認ください。
出典一覧
- 株式会社ディスコ 2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(2025年4月17日発表)
- 株式会社ディスコ 2026年3月期 第3四半期決算短信(2026年1月21日発表)
- 株式会社ディスコ 有価証券報告書(2025年3月期)
- ディスコ公式サイト 会社概要(2026年4月確認)
- ディスコ公式採用ページ(2026年4月確認)
- ディスコ 社員インタビュー(2026年4月確認)

