兼松は顔採用と言われることがありますが、イケメンや美人が注目されるのはどの会社でも同じこと。兼松の場合、売上収益1兆509億円(2025年3月期)を誇る歴史ある総合商社であり、社員の能力があってこその実績です。魅力的な社員が多いのは、優秀な人材が集まった上で入社後にさらに洗練される環境があるからです。
この記事では兼松の採用基準・業績・社風・採用情報から、その実力を整理します。
本当に顔採用なのか — 兼松の採用基準
結論から言えば、兼松の採用基準は能力ベースです。公式に掲げている採用コンセプトは「GENKAISHIRAZUの集団」であり、少数精鋭の枠に収まりきらないほど一人ひとりが主役級のプレゼンスを持つ人材を求めています。
顔採用と言われる理由
兼松が「顔採用」と検索される背景には、いくつかの構造的な理由があります。かつて十大総合商社の一角として名を連ねた知名度に加え、単体約800名という少数精鋭体制のため社員一人ひとりの存在感が際立ちやすいこと、そして採用広報で若手社員が積極的に登場していることが重なり、「社員が魅力的に見える」という印象が広がっています。
実際に、新卒採用サイト「Kanenavi」では、営業・コーポレート・キャリア採用など多様な職種の社員インタビューが掲載されています。容姿ではなく、仕事への情熱や挑戦のストーリーが伝わる内容です。
選考で見られているポイント
新卒の選考フローはES提出→WEBテスト(言語・非言語・英語)→動画面接→一次面接→二次面接→最終面接→内々定が基本です。プロフェッショナル職とアソシエイト職の2コースがあり、それぞれの適性に応じた選考が実施されています。
- 新卒採用ページ:兼松 新卒採用サイト「Kanenavi」
- 中途採用:兼松 キャリア採用ページ
求める人物像としては、チャレンジ精神・主体性と当事者意識・未来志向と実行力が重視されています。困難に挑戦し続け、自らの限界を決めずにどこまでも伸び続けようとする姿勢が選考の中心に置かれています。
採用基準を裏付ける企業の実力 — 業績・事業内容
採用基準が能力ベースだとすれば、その選考を通過した社員はどんな成果を出しているのか。業績データから確認します。
- 正式社名:兼松株式会社(英文: KANEMATSU CORPORATION)
- 設立:1918年(創業:1889年)
- 本社:東京都千代田区丸の内 JPタワー
- 売上収益:1兆509億円(IFRS、2025年3月期、出典:兼松2025年3月期決算短信)
- 営業利益:420億円(同期、出典:兼松2025年3月期決算短信)
- 当期利益(親会社帰属):274億円(同期)
- 従業員数:連結8,644名/単体821名(出典:兼松有価証券報告書、2025年3月期)
- 平均年齢:38.2歳(出典:兼松有価証券報告書、2025年3月期)
- 平均年収:約1,143万円(出典:兼松有価証券報告書、2025年3月期)
兼松は1889年に日豪貿易の先駆けとして創業し、130年超の歴史を持つ総合商社です。「電子・デバイス」「食料」「鉄鋼・素材・プラント」「車両・航空」の4分野に経営資源を集中し、専門性の高い事業展開を行っています。特に電子・デバイス部門は連結従業員3,769名を擁する最大セグメントであり、ニッチトップ戦略で独自のポジションを確立しています。
五大商社や双日・豊田通商と比較すると規模は小さいものの、売上収益1兆円超を達成しており、特定分野における専門性と取引先ネットワークが競争優位の源泉です。単体821名という少数精鋭体制により、一人あたりの裁量の大きさと意思決定のスピードが特徴です。
業績・事業規模からは、一定の組織力・人材要件の高さがうかがえます。
これだけの成果を出す社員が、なぜ魅力的に見えるのか
売上収益1兆509億円・営業利益420億円という実績を支える社員が、外から見て魅力的に映るのには理由があります。少数精鋭の商社ならではの人材育成環境が、人を磨いているからです。
社風・企業文化が人を磨く
兼松は「わが国日本のため、世界や社会のために尽くす」という創業主意を受け継ぎ、「人材戦略を最も重要な経営要素」と位置づけています。単体約800名の組織だからこそ一人ひとりの裁量権が大きく、「誰もやったことがないのであれば、若手に任せても同じ」という風土が根付いています。
人材育成の中核を担うのが、2019年に開講した「兼松ユニバーシティ(KGU)」です。全従業員を対象に「教養」「対人知識・スキル」「業務知識・スキル」の3カテゴリで体系的な研修を提供しています。さらに、入社2〜5年目を対象とした若手海外実習制度では、毎年10〜20名が米国・中国・ドイツ・インドネシアなど世界各地で3〜6ヶ月の実務経験を積みます。海外大学院留学制度も整備されており、グローバルな環境で視野を広げる機会が豊富です。
また、新入社員には実務指導員とOJTサポーターの2名体制で1年間の手厚いサポートがつき、ななメンター制度では所属部署外の先輩社員がキャリア相談に乗る仕組みもあります。社員同士の距離が近く風通しの良い環境で、入社後にどんどんあか抜けて洗練されていく社員が多いのは自然なことです。少数精鋭の商社でグローバルなビジネスに携わる中で、自然とコミュニケーション力や立ち居振る舞いが磨かれていきます。
まとめ
兼松の採用コンセプトは「GENKAISHIRAZUの集団」であり、チャレンジ精神と主体性を重視した能力ベースの選考を実施しています。イケメンや美人が注目されるのはどの会社でも同じことです。
売上収益1兆509億円・営業利益420億円が示す通り、能力ある人材が集まり入社後にさらに磨かれる企業です。単体約800名の少数精鋭体制で若手に大きな裁量を与え、兼松ユニバーシティや海外実習制度を通じて社員の成長を支える仕組みが充実しています。
見た目に不安があっても、自分で出来ることに集中すればチャンスはあります。スカウト型の就活で自分の強みをアピールし、第一印象を整えることから始めてみてください。
※上記は2026年4月時点の公開情報に基づきます。最新の情報は各公式ページをご確認ください。
出典一覧
- 兼松株式会社 2025年3月期 決算短信〔IFRS〕
- 兼松株式会社 有価証券報告書(2025年3月期)
- 兼松公式サイト(https://www.kanematsu.co.jp/company/profile 、2026年4月確認)
- 兼松新卒採用サイト「Kanenavi」(https://www.kanenavi.jp/ 、2026年4月確認)
- 兼松 社員インタビュー(https://www.kanenavi.jp/people/hata.html 、2026年4月確認)
- 兼松公式YouTube(https://www.youtube.com/@kanematsucorporation 、2026年4月確認)
- IRBank 兼松業績データ(https://irbank.net/E02506/results 、2026年4月確認)

