ADKは顔採用?国内広告業界第3位企業の採用基準を解説

ADKは顔採用と言われることがありますが、イケメンや美人が注目されるのはどの会社でも同じこと。ADKの場合、国内広告業界第3位の実績を持つ総合広告代理店であり、社員の能力があってこその成果です。魅力的な社員が多いのは、優秀な人材が集まった上で入社後にさらに洗練される環境があるからです。

この記事ではADKの採用基準・業績・社風・採用情報から、その実力を整理します。

本当に顔採用なのか — ADKの採用基準

結論から言えば、ADKの採用基準は能力ベースです。公式に掲げている求める人物像は「戦略的洞察力」「創造力」「実現力」の3つであり、マーケティングの本質を見抜く力と実行力が選考の中心に置かれています。

顔採用と言われる理由

ADKが「顔採用」と言われやすい背景には、いくつかの構造的な理由があります。電通・博報堂に次ぐ国内第3位の広告代理店として注目度が高いこと、クリエイティブ職や営業職など対外的にコミュニケーション力を発揮する仕事が多いこと、そして「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」など人気IPコンテンツとの関わりで一般的な知名度も高いことが重なっています。

広告業界はクライアントとの折衝やプレゼンテーションの場面が多く、社員が外部に露出する機会が他業界と比べて多い傾向にあります。その結果、「社員が洗練されている」という印象が広がりやすく、それが「顔採用」という検索ワードにつながっています。

ADKの採用サイトでは16名の社員インタビューが公開されており、ビジネスプロデュース職・ソリューション職・デジタルビジネス職・メディアビジネス職など、さまざまな職種の社員がキャリアパスや仕事のやりがいについて語っています。容姿ではなく、仕事への情熱やビジョンが伝わる内容です。

ADK 社員インタビュー

選考で見られているポイント

ポテンシャル採用(新卒・入社時30歳未満)の選考フローは、エントリー→コース選択→ES提出→面接(複数回)→適性検査→内定が基本です。コースは「オープンコース」と「初配属確定型コース」の2種があり、後者にはエクスペリエンスクリエイティブ・データ・グローバルIPビジネス・経理財務・DX推進・法務の6コースが用意されています。

ミッションとして「伝えるの先へ行く」を掲げており、単に情報を発信するだけでなく消費者を動かす力を持った人材が求められています。新卒向けには「見つけよう、あたらしい、あなたらしさ。」というメッセージも発信されています。

中途採用では書類選考→面接(複数回)→内定の流れで、ポジションにより選考内容が異なります。いずれも能力・適性を軸にした選考です。

採用基準を裏付ける企業の実力 — 業績・事業内容

採用基準が能力ベースだとすれば、その選考を通過した社員はどんな成果を出しているのか。業績データから確認します。

  • 正式社名:株式会社ADKホールディングス(ADK Holdings Inc.)
  • 設立:1956年(旭通信社として設立)/2019年に純粋持株会社体制へ移行
  • 本社:東京都港区虎ノ門 虎ノ門ヒルズ森タワー
  • 売上高:886億1,400万円(ADKマーケティング・ソリューションズ単体、2022年12月期。出典:Wikipedia「ADKホールディングス」)
  • 営業利益:34億200万円(ADKホールディングス連結、2022年12月期。出典:同上)
  • 従業員数:連結約2,436名(2023年9月時点、出典:Wikipedia「ADKホールディングス」)/ホールディングス単体約240名(出典:ADK公式サイト)
  • 平均年収:757万円(上場時の2016年度有価証券報告書。出典:nenshu-checker.com)※現在は非上場のため最新データ非公開

ADKは電通・博報堂に次ぐ国内広告業界第3位の総合広告代理店です。2018年にベインキャピタルによるTOBを経て上場廃止となり、2025年6月には韓国KRAFTONが筆頭株主となっています。非上場のため最新の詳細な連結業績は一般開示されていませんが、上記の数値からも事業の規模感がうかがえます。

事業はマーケティング・ソリューション(ADKマーケティング・ソリューションズ)、クリエイティブ(ADKクリエイティブ・ワン)、コンテンツ・IPビジネス(ADKエモーションズ)の3社体制で運営されています。特にアニメを中心としたコンテンツビジネスに強みを持ち、「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」「ワンピース」などの有名IPに関与した実績があります。海外展開も積極的で、ベトナム・中国・インド・タイ等アジア地域に拠点を構えています。

業績・事業規模からは、一定の組織力・人材要件の高さがうかがえます。

これだけの成果を出す社員が、なぜ魅力的に見えるのか

売上高886億円・営業利益34億円規模の事業を支える社員が、外から見て魅力的に映るのには理由があります。企業文化と人材育成の仕組みが、人を磨いているからです。

社風・企業文化が人を磨く

ADKは「人の良さ」が特徴として挙げられることが多く、面倒見の良い先輩社員が多いとの口コミがあります。電通・博報堂と比べ中規模であるため、若手から大きな裁量を持って仕事を任される機会が多いとされています。

新入社員研修「スタートアップダッシュトレーニング」では約1ヶ月間、ADKのビジネス基礎から組織機能まで体系的に学びます。さらに「成長株育成プロジェクト」としてメンターによる1年間の計画的なOJTが実施され、年度末には役員に1年間の成長を発表する「成長株総会」も開かれます。全社員向けの「ADK UNIVERSITY」では、2年目社員を対象とした集中研修「ブーストキャンプ」なども提供されています。

キャリア面では「10年3職種」で統合マーケター育成を掲げ、「キャリアビルディングシステム」による自律的なキャリア設計を支援しています。社内公募制度もあり、自ら希望する部署・職種への異動を申請できる仕組みが整っています。社内クラブ活動は35団体あり、部署を超えた交流の場としても機能しています。

こうした環境で広告クリエイティブやクライアント対応に日々携わることで、入社後にどんどんあか抜けて洗練されていく社員が多いのは自然なことです。2024年には国際賞3件・国内賞44件の計47件の受賞実績があり、社員の実力の高さを裏付けています。また、えるぼし認定(3段階目・2段階目)を取得しており、女性活躍推進の取り組みも評価されています。

まとめ

ADKの採用基準は「戦略的洞察力」「創造力」「実現力」であり、能力ベースの選考を実施しています。イケメンや美人が注目されるのはどの会社でも同じことです。

売上高886億円・広告業界第3位の実績が示す通り、能力ある人材が集まり入社後にさらに磨かれる企業です。社員が魅力的に見えるのは、若手から裁量を持たせる社風と充実した育成制度の結果です。

見た目に不安があっても、自分で出来ることに集中すればチャンスはあります。スカウト型の就活で自分の強みをアピールし、第一印象を整えることから始めてみてください。

※上記は2026年4月時点の公開情報に基づきます。ADKホールディングスは2018年に上場廃止しており、最新の詳細な連結業績は非公開です。掲載している業績データは公開時点の数値であり、最新の情報は各公式ページをご確認ください。


出典一覧

  • Wikipedia「ADKホールディングス」(2022年12月期業績データ、2026年4月確認)
  • ADKホールディングス 2016年度有価証券報告書(平均年収データ。出典:nenshu-checker.com)
  • ADK公式サイト 会社概要(2026年4月確認)
  • ADK RECRUIT 採用情報ページ(2026年4月確認)
  • ADK RECRUIT 会社情報・各種制度ページ(2026年4月確認)
  • ADK RECRUIT 社員インタビュー(2026年4月確認)
  • OpenWork ADKマーケティング・ソリューションズ 組織体制・企業文化(2026年4月確認)

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