アダストリアは顔採用?2,931億円企業の採用基準を解説

アダストリアは顔採用と言われることがありますが、イケメンや美人が注目されるのはどの会社でも同じこと。アダストリアの場合、売上高は2,931億円(2025年2月期・過去最高)を記録した国内アパレル業界第3位の企業であり、社員の能力があってこその実績です。魅力的な社員が多いのは、優秀な人材が集まった上で入社後にさらに洗練される環境があるからです。

この記事ではアダストリアの採用基準・業績・社風・採用情報から、その実力を整理します。

本当に顔採用なのか — アダストリアの採用基準

結論から言えば、アダストリアの採用基準は能力ベースです。公式に掲げている求める人物像は「変化を楽しみ、挑戦を続けられる人」であり、人物重視の選考でアパレルの知識や経験は不問とされています。

顔採用と言われる理由

アダストリアが「顔採用」と言われやすい背景には、いくつかの構造的な理由があります。「GLOBAL WORK」「niko and …」「LOWRYS FARM」「JEANASIS」など30以上のブランドを展開するアパレル企業として、店舗スタッフが日常的に顧客と接する「会社の顔」になっています。ファッション感度の高い社員が売場に立つ姿がSNSや口コミで共有されることで、「社員が魅力的」という印象が広がりやすい構造があります。

また、自社ECプラットフォーム「.st(ドットエスティ)」では会員数1,970万人(2025年2月期末時点)を擁し、スタッフによるコーディネート投稿が活発に行われています。社員一人ひとりの発信力が可視化されやすい環境があるため、注目度が高まるのは自然なことです。これはアダストリア固有の現象ではなく、アパレル業界全体に共通する傾向でもあります。

公式SNSでも企業の雰囲気を発信しています。

選考で見られているポイント

選考フローはオンライン会社説明会視聴(必須)→エントリー(ES提出+適性検査)→面接(複数回)→内定が基本です。ESには手書き部分があり、読む人への配慮や人柄が評価されるとのことです(出典:HR AGE アダストリア人事インタビュー)。

採用で重視しているのは以下のポイントです。

  • 変化を楽しみ、スピード感を持って挑戦を続けられる人
  • 相手の立場に立って、行動できる人
  • 「Play fashion!」に共感し、なにごとも楽しめる人

アパレルの知識や経験は問われず、人物重視の採用方針が明確に打ち出されています(出典:アダストリア新卒採用サイト)。

採用ページでは、さまざまな職種の社員がキャリアストーリーを語るインタビューが公開されています。仕事内容やキャリアパスの解像度を上げたい方は以下をご覧ください。

A-People:アダストリア社員のキャリアストーリー紹介

採用基準を裏付ける企業の実力 — 業績・事業内容

採用基準が能力ベースだとすれば、その選考を通過した社員はどんな成果を出しているのか。業績データから確認します。

  • 正式社名:株式会社アダストリア(Adastria Co., Ltd.)※2025年4月に持株会社体制へ移行し、現・株式会社アンドエスティHD(証券コード2685)の事業子会社として新設
  • 設立:1953年(創業)
  • 本社:東京都渋谷区渋谷2丁目21番1号 渋谷ヒカリエ 27F
  • 売上高:2,931億円(前年比+6.4%、過去最高。出典:2025年2月期 決算短信〔日本基準〕連結)
  • 営業利益:155億1,000万円(前年比−13.9%。出典:同上)
  • 従業員数:正社員6,944名(グループ合算、2025年2月末時点。出典:アダストリア公式サイト)
  • 平均年齢:32.9歳(出典:有価証券報告書 2023年2月期)
  • 平均年収:453万円(出典:有価証券報告書 2025年2月期)

アダストリアは国内アパレル業界 売上高第3位に位置するSPA(製造小売)企業です。企画・製造・販売を一貫して行うビジネスモデルにより、トレンドへの迅速な対応とコスト管理を両立しています。「GLOBAL WORK」「niko and …」「LOWRYS FARM」「JEANASIS」「HARE」「studio CLIP」など30以上のブランドで幅広い顧客層をカバーするマルチブランド戦略が特徴です。

自社ECプラットフォーム「.st(ドットエスティ)」は流通総額403億円に成長し、オンラインとオフラインの融合を推進しています。2025年2月期には売上高が過去最高を更新しており、事業の成長力は確かです。

業績・事業規模からは、一定の組織力・人材要件の高さがうかがえます。

これだけの成果を出す社員が、なぜ魅力的に見えるのか

売上高2,931億円・営業利益155億円という実績を支える社員が、外から見て魅力的に映るのには理由があります。企業文化と人材育成の仕組みが、人を磨いているからです。

社風・企業文化が人を磨く

アダストリアはミッション「Play fashion!」のもと、ファッションを通じてすべての人の人生をワクワクさせることを掲げています。社訓「なくてはならぬ人となれ、なくてはならぬ企業であれ」が示すように、社員一人ひとりの存在価値を重視する風土があります。

研修制度も充実しています。新入社員研修から始まり、スタッフフォローアップ研修、新任店長研修、新任管理者研修、本部異動者研修と、キャリアの節目ごとに体系的な育成プログラムが用意されています。全職種が店舗スタッフからスタートし、店長→SV→本部職(MD・DB・VMD・プレス・EC・DX・経営企画・人事等)へとステップアップできる明確なキャリアパスが設計されています(出典:アダストリア採用サイト キャリア・研修ページ)。

さらに、グループ内公募制度や新事業提案公募など、社員が自ら手を挙げて新しいキャリアに挑戦できる制度が整っています。2022年に開始された「キャリカク」では、店舗にいながら館リーダーや地域プロモーション、SSC認定講師などの複数の役割を経験でき、キャリアの幅を広げる仕組みが構築されています。

こうした環境で日々ファッションの最前線に立ち続けることで、入社後にどんどんあか抜けて洗練されていく社員が多いのは自然なことです。ダイバーシティ推進を経営課題に位置づけ、多様な個性を尊重する文化が根付いている点も、社員が生き生きと働ける背景にあります。

まとめ

アダストリアの採用基準は「変化を楽しみ、挑戦を続けられる人」であり、人物重視の能力ベースの選考を実施しています。イケメンや美人が注目されるのはどの会社でも同じことです。

売上高2,931億円(過去最高)が示す通り、能力ある人材が集まり入社後にさらに磨かれる企業です。30以上のブランドを展開するアパレル業界第3位の実力企業であり、社員が魅力的に見えるのは「Play fashion!」の企業文化と充実した成長環境の結果です。

見た目に不安があっても、自分で出来ることに集中すればチャンスはあります。スカウト型の就活で自分の強みをアピールし、第一印象を整えることから始めてみてください。

※上記は2026年4月時点の公開情報に基づきます。最新の情報は各公式ページをご確認ください。


出典一覧

  • 株式会社アダストリア 2025年2月期 決算短信〔日本基準〕連結(2025年4月発表)
  • 株式会社アダストリア 有価証券報告書(2025年2月期・2023年2月期)
  • アダストリア公式サイト 会社概要(2026年4月確認)
  • アダストリア公式採用ページ(2026年4月確認)
  • A-People:アダストリア社員キャリアストーリー紹介(2026年4月確認)
  • HR AGE アダストリア人事インタビュー(2026年4月確認)

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