高島屋は顔採用?「新しい時代を切り開く意欲」重視の採用実態

高島屋は顔採用と言われることがありますが、イケメンや美人が注目されるのはどの会社でも同じこと。高島屋の場合、営業収益4,984億円を誇る国内百貨店業界の大手であり、社員の能力があってこその実績です。魅力的な社員が多いのは、優秀な人材が集まった上で入社後にさらに洗練される環境があるからです。

この記事では高島屋の採用基準・業績・社風・採用情報から、その実力を整理します。

本当に顔採用なのか — 高島屋の採用基準

結論から言えば、高島屋の採用基準は能力ベースです。公式採用サイトで掲げている求める人物像は「情報を集めて自分なりに考えたうえで行動に移せる人物」であり、主体性と行動力が選考の中心に置かれています。

顔採用と言われる理由

高島屋が「顔採用」と言われやすい背景には、百貨店業界ならではの構造的な理由があります。百貨店は接客業の最前線であり、売場で直接お客様と対面する仕事です。洗練された立ち居振る舞いや丁寧な接客が日常的に求められるため、社員が「魅力的に見える」という印象が広がりやすい環境にあります。

また、高島屋は1831年創業の老舗百貨店として高いブランドイメージを持っており、その看板のもとで働く社員に対する期待値も自然と高くなります。採用広報でも、コミュニケーション力に優れた社員が前面に出ることで、「社員が魅力的」という印象がさらに強まる面があります。

高島屋の公式採用サイトでは、さまざまな部門で活躍する社員のインタビューが公開されています。仕事内容やキャリアの歩みが紹介されており、容姿ではなく仕事への情熱が伝わる内容です。

高島屋 新卒採用 社員インタビュー

選考で見られているポイント

選考フローはES(エントリーシート)提出→適性検査(SPI)→一次面接(グループ面接)→二次面接(GD+個人面接)→最終面接(役員面接)→内定が基本です。一次面接では学生4人に対して人事2人のグループ面接、最終面接では役員4人に対して学生1人という形式で、段階的に人物を見極める選考が行われています。

求める人物像として「新しい時代を切り開く意欲」が掲げられており、志望理由や10年後の将来像を明確に語れることが重視される傾向にあります。

経験者採用でも社員インタビューが公開されており、中途入社後のキャリアパスを確認できます。

高島屋 経験者採用 社員インタビュー

採用基準を裏付ける企業の実力 — 業績・事業内容

採用基準が能力ベースだとすれば、その選考を通過した社員はどんな成果を出しているのか。業績データから確認します。

  • 正式社名:株式会社髙島屋(東証プライム上場・証券コード8233)
  • 創業:1831年(天保2年)
  • 設立:1919年
  • 本社:大阪府大阪市中央区難波5丁目1番5号
  • 営業収益(連結):4,984億円(2025年2月期、前年比6.9%増、出典:髙島屋 2025年2月期決算短信〔日本基準〕)
  • 営業利益(連結):575億円(同期、前年比25.2%増)
  • 総額営業収益:1兆327億円(同期、2007年度以来17年ぶりの1兆円超え)
  • 従業員数:単体約6,669名 / 連結約17,000名(出典:2025年2月期有価証券報告書、リクナビ2026企業情報)
  • 平均年齢:49.4歳(出典:2025年2月期有価証券報告書)
  • 平均年収:777万円(出典:2025年2月期有価証券報告書)

高島屋は190年以上の歴史とブランド力を持つ老舗百貨店で、三越伊勢丹ホールディングスと並ぶ国内百貨店の二大グループの一角です。国内主要都市に基幹店舗を展開し、新宿店は初の年間売上1,000億円台を達成しています(出典:WWDJAPAN、2025年4月報道)。

事業は百貨店にとどまりません。シンガポール・ベトナム・タイ・中国など東南アジアを中心に海外展開を進め、商業開発事業(日本橋高島屋S.C.等)・金融事業(高島屋ファイナンシャル・パートナーズ)・建装事業など多角的な収益基盤を構築しています。2025年2月期には総額営業収益が17年ぶりに1兆円を超え、成長トレンドが明確です。

業績・事業規模からは、一定の組織力・人材要件の高さがうかがえます。

これだけの成果を出す社員が、なぜ魅力的に見えるのか

営業収益4,984億円・営業利益575億円という実績を支える社員が、外から見て魅力的に映るのには理由があります。老舗百貨店ならではの企業文化と人材育成の仕組みが、人を磨いているからです。

社風・企業文化が人を磨く

高島屋は経営理念「いつも、人から。」のもと、「人」を最も重要な経営資源と位置づけ、人材育成に注力する企業文化を持っています。OpenWorkなどの社員クチコミでも、教育・研修が充実しており育成に熱心な社風として知られています(出典:OpenWork 社員クチコミ、2025年時点)。

研修制度は極めて充実しています。バイヤーやマネジャーなど職務別の研修プログラムに加え、海外派遣研修制度ではタイ(サイアム高島屋)やベトナム(ホーチミン)への長期派遣研修を実施。さらにグローバルバイヤー育成研修ではパリの駐在員事務所でバイイング実務を経験する機会もあります(出典:公式採用サイト 能力開発制度、2025年確認)。自己選択型研修では、社外研修機関のプログラムを自ら選んで受講することも可能です。

入社後は販売をはじめとする売場運営の知識・スキルを習得した後、本人の希望や適性をふまえたジョブローテーションが実施されます。将来的にはマネジャー、バイヤー、企画宣伝、広報、財務、EC事業、海外事業など多様なキャリアパスが開かれており、平均勤続年数25.5年という数字が安定した雇用環境と成長機会の両立を物語っています。

老舗百貨店ならではの丁寧な接客文化・おもてなし精神が根付いた環境で日々の仕事に向き合うことで、入社後にどんどんあか抜けて洗練されていく社員が多いのは自然なことです。高島屋はダイバーシティを成長の源泉と位置づけて推進しており、女性管理職比率も業界内で高水準にあります(出典:公式サイト サステナビリティ、2025年確認)。

まとめ

高島屋の採用基準は「情報を集めて自分なりに考えたうえで行動に移せる人物」であり、能力ベースの選考を実施しています。イケメンや美人が注目されるのはどの会社でも同じことです。

営業収益4,984億円・営業利益575億円が示す通り、能力ある人材が集まり入社後にさらに磨かれる企業です。社員が魅力的に見えるのは、「いつも、人から。」の理念のもと人材育成に注力する企業文化と、190年以上の歴史に裏打ちされたおもてなしの環境の結果です。

見た目に不安があっても、自分で出来ることに集中すればチャンスはあります。スカウト型の就活で自分の強みをアピールし、第一印象を整えることから始めてみてください。

※上記は2026年4月時点の公開情報に基づきます。最新の情報は各公式ページをご確認ください。


出典一覧

  • 株式会社髙島屋 2025年2月期 決算短信〔日本基準〕(2025年4月発表)
  • 株式会社髙島屋 有価証券報告書(2025年2月期)
  • 髙島屋公式サイト 会社概要(2026年4月確認)
  • 髙島屋公式採用サイト 新卒採用・能力開発制度(2026年4月確認)
  • 髙島屋公式採用サイト 社員インタビュー(2026年4月確認)
  • 髙島屋公式サイト 人的資本経営・サステナビリティ(2026年4月確認)
  • WWDJAPAN 高島屋新宿店 年間売上1,000億円台達成報道(2025年4月)
  • ONE CAREER・就活会議 選考体験記(2025年時点)

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