キユーピーは顔採用?売上高5,134億円のトップクラスの食品メーカーを解説

キユーピーは顔採用と言われることがありますが、イケメンや美人が注目されるのはどの会社でも同じこと。キユーピーの場合、売上高は5,134億円(2025年11月期)を誇る国内トップクラスの食品メーカーであり、社員の能力があってこその実績です。魅力的な社員が多いのは、優秀な人材が集まった上で入社後にさらに洗練される環境があるからです。

この記事ではキユーピーの採用基準・業績・社風・採用情報から、その実力を整理します。

本当に顔採用なのか — キユーピーの採用基準

結論から言えば、キユーピーの採用基準は能力ベースです。公式に掲げている求める人物像は「誠実さ」「主体性」「協調性」の3つであり、人柄と行動力が選考の中心に置かれています。

顔採用と言われる理由

キユーピーが「顔採用」と言われやすい背景には、いくつかの構造的な理由があります。国内マヨネーズ市場でシェア約60%を握るトップブランドとして知名度が非常に高いこと、テレビCMやSNSを通じた消費者との接点が多いこと、そして採用広報で社員が前面に出る機会が多いことが重なり、「社員が魅力的に見える」という印象が広がっています。

実際に、採用サイトではさまざまな職種の社員がキャリアや仕事のやりがいについて語るインタビュー記事が公開されています。容姿ではなく、仕事への姿勢や成長のストーリーが伝わる内容です。

キユーピー 社員紹介(社員を知る)

選考で見られているポイント

新卒の選考フローは、登録→エントリーシート提出→適性検査・動画提出→動画選考→社員座談会→二次選考→最終選考という流れです。募集コースは「総合職コース」と「地域職コース」の2種類があり、全国転勤の有無で分かれています。

キユーピーが求める人物像は明確です。「誠実さ」=真心を持って人や物事に向き合える人、「主体性」=自ら考えて行動していける人、「協調性」=異なる価値観を持つ人とも志を同じくして協力できる人。加えて、困難や新しいことに果敢に挑戦できるチャレンジ精神も重視されています。

中途採用(キャリア採用)はエージェント経由で、書類選考→適性検査→面接(2〜3回)→内定が基本です。

採用基準を裏付ける企業の実力 — 業績・事業内容

採用基準が能力ベースだとすれば、その選考を通過した社員はどんな成果を出しているのか。業績データから確認します。

  • 正式社名:キユーピー株式会社(東証プライム上場・証券コード2809)
  • 設立:1919年(大正8年)
  • 本社:東京都渋谷区
  • 売上高:5,134億円(2025年11月期、出典:キユーピー 2025年11月期決算短信〔日本基準〕(連結))
  • 営業利益:346億円(同期、出典:同上)
  • 当期純利益:305億円(同期)
  • 従業員数:連結10,773名 / 単体2,388名(2025年11月末現在、出典:キユーピー「会社概要」)
  • 平均年齢:42.1歳(出典:キユーピー 2025年11月期有価証券報告書)
  • 平均年収:688万円(出典:同上)

キユーピーは国内マヨネーズ市場シェア約60%で圧倒的1位のポジションを占めています。ドレッシング市場でも約5割のシェアを持ち、日本を代表する調味料メーカーです。事業は市販用(売上構成比36.9%)、業務用(同36.2%)、海外(同19.5%)の3セグメントで構成されています。

マヨネーズ・ドレッシングだけにとどまらず、卵を原料としたファインケミカル事業(化粧品・医薬品原料等)やサラダ・惣菜事業など、多角的に事業を展開しています。さらに、中国・東南アジア・北米を中心に海外事業が急成長しており、グローバル展開を加速させています。

業績・事業規模からは、一定の組織力・人材要件の高さがうかがえます。

これだけの成果を出す社員が、なぜ魅力的に見えるのか

売上高5,134億円・営業利益346億円という実績を支える社員が、外から見て魅力的に映るのには理由があります。企業文化と人材育成の仕組みが、人を磨いているからです。

社風・企業文化が人を磨く

キユーピーは創業精神「道義を重んず」「創意工夫」「親を大切にす」を基盤とし、社是「楽業偕悦(らくぎょうかいえつ)」を掲げています。これは志を同じくする人が仕事を楽しみ、喜びを分かち合うという意味であり、この精神が企業文化の根底にあります。

人材ポリシーとして「一人ひとりの生き方と向き合い、自己実現への挑戦を成長の原動力とする」を掲げ、多様な人材が力を発揮できる環境づくりに力を入れています。「わくわくアワード」で現場の改善事例を発表・表彰する仕組みがあり、風通しよく意見を言える場の創出を重視しています。

研修制度も充実しています。新人研修は入社時と入社6ヶ月後の2回実施され、5年ごとのキャリア研修ではキャリアコンサルタントとの面談を含む「セルフ・キャリアドック」が導入されています。さらに、「ものづくり学校」「そうざい学校」といった職種別の専門研修や、2024年度から導入された海外人材育成プログラムなど、成長の機会が豊富です。

キャリア形成の面では、「キャリア自己申告制度」により異動希望や働き方を自ら申告できるほか、「Kewpie Startup Program」で社内公募によるアイデア実現と新事業創出を支援する制度もあります。eラーニングや資格取得推奨制度といった自己啓発支援に加え、東京府中市には研修・宿泊複合施設「みらいたまご」も設けられています。

こうした環境で日々の仕事に向き合うことで、入社後にどんどんあか抜けて洗練されていく社員が多いのは自然なことです。100年以上の歴史を持つ企業で誠実さと挑戦を両立する文化の中で働くことで、人としての厚みが自然と身についていきます。

まとめ

キユーピーの採用基準は「誠実さ・主体性・協調性」であり、能力ベースの選考を実施しています。イケメンや美人が注目されるのはどの会社でも同じことです。

売上高5,134億円・営業利益346億円が示す通り、能力ある人材が集まり入社後にさらに磨かれる企業です。国内マヨネーズ市場シェア約60%という圧倒的なポジションを支えているのは、100年以上受け継がれてきた「楽業偕悦」の精神と、社員の成長を後押しする充実した環境です。

見た目に不安があっても、自分で出来ることに集中すればチャンスはあります。スカウト型の就活で自分の強みをアピールし、第一印象を整えることから始めてみてください。

※上記は2026年4月時点の公開情報に基づきます。最新の情報は各公式ページをご確認ください。


出典一覧

  • キユーピー株式会社 2025年11月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
  • キユーピー株式会社 2025年11月期 有価証券報告書
  • キユーピー株式会社「会社概要」(2026年4月確認)
  • キユーピー株式会社 公式採用サイト(2026年4月確認)
  • キユーピー株式会社 採用サイト「社員を知る」(2026年4月確認)
  • キユーピー株式会社「ソーシャルメディア公式アカウント一覧」(2026年4月確認)
  • 株探 2026年2月5日記事(2026年4月確認)

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