サンリオは顔採用と言われることがありますが、イケメンや美人が注目されるのはどの会社でも同じこと。サンリオの場合、売上高1,449億円(2025年3月期)を誇る国内最大手級のキャラクタービジネス企業であり、社員の能力があってこその実績です。魅力的な社員が多いのは、優秀な人材が集まった上で入社後にさらに洗練される環境があるからです。
この記事ではサンリオの採用基準・業績・社風・採用情報から、その実力を整理します。
本当に顔採用なのか — サンリオの採用基準
結論から言えば、サンリオの採用基準は能力ベースです。公式に掲げている求める人物像は「みんななかよく」への共感と、キャラクターへの情熱・常識にとらわれない創造性です。新しいビジネスを生み出すアイデアやイノベーションを起こす力が選考の中心に置かれています。
顔採用と言われる理由
サンリオが「顔採用」と言われやすい背景には、いくつかの構造的な理由があります。ハローキティをはじめとする400以上のキャラクターIPを持つ企業として、世間からの注目度が極めて高いこと。さらに、テーマパーク(サンリオピューロランド・ハーモニーランド)の運営を通じて、ファンと直接触れ合う社員の姿が目に留まりやすいことが、「社員が魅力的」という印象を生んでいます。
また、2020年の社長交代(辻朋邦氏就任)以降、「第二の創業」を掲げた組織改革が進み、若手社員の積極登用やSNSを活用した情報発信が増えたことも、社員への注目が集まりやすい一因です。採用ページでは、さまざまな部門の社員がキャリアや仕事のやりがいについて語っています。容姿ではなく、仕事への情熱やキャラクターへの愛情が伝わる内容です。
選考で見られているポイント
総合職の選考フローはエントリーシート提出→Webテスト・適性検査→グループ面接(事前に「自己表現シート」提出)→役員面接・適性検査→内定が基本です。クリエイター職ではWeb選考・筆記試験から始まり、実物作品プレゼンや課題作品プレゼンが含まれる独自の選考が実施されています。
求める人物像として、企業理念への共感に加え、グローバル展開を推進する語学力・マーケティングスキル(総合職)、オリジナリティあふれる発想力とチャレンジ精神(クリエイター職)が挙げられています。多様な仲間と協力して成長したいという姿勢も重視されています。
- 新卒採用ページ:サンリオ 新卒採用情報
- 中途採用ページ:サンリオ 中途採用情報
- 採用情報トップ:サンリオ 採用情報
特にグループ面接では「自己表現シート」の提出が求められる点が特徴的です。自分の個性や考えをどう伝えるかが問われており、見た目ではなく表現力と人間性が評価の軸であることがうかがえます。
採用基準を裏付ける企業の実力 — 業績・事業内容
採用基準が能力ベースだとすれば、その選考を通過した社員はどんな成果を出しているのか。業績データから確認します。
- 正式社名:株式会社サンリオ(東証プライム上場・証券コード8136)
- 設立:1960年
- 本社:東京都品川区大崎
- 売上高:1,449億円(2025年3月期、出典:サンリオ 2025年3月期決算短信)
- 営業利益:518億円(同期、前年比92.2%増、出典:同上)
- 営業利益率:35.75%(同期)
- 従業員数:単体797名 / 連結1,445名(2025年3月時点、出典:サンリオ有価証券報告書 2025年3月期)
- 平均年齢:41.67歳(出典:サンリオ有価証券報告書 2025年3月期)
- 平均年収:942万円(出典:サンリオ有価証券報告書 2025年3月期)
サンリオはキャラクタービジネス業界の国内最大手の一角です。ハローキティ、マイメロディ、シナモロールなど400以上のオリジナルキャラクターIPを保有し、日本・米州・欧州・アジアにまたがるグローバルなライセンス展開を行っています。テーマパーク事業(サンリオピューロランド、ハーモニーランド)では体験型コンテンツを提供し、近年はデジタルコンテンツやSNS・YouTubeを活用したIP育成にも注力しています。
2025年3月期には売上高が前年比44.9%増、営業利益が前年比92.2%増と大幅な成長を記録しました。営業利益率35.75%という水準は、IP(知的財産)ビジネスの収益力の高さを示しています。業績・事業規模からは、一定の組織力・人材要件の高さがうかがえます。
これだけの成果を出す社員が、なぜ魅力的に見えるのか
売上高1,449億円・営業利益518億円という実績を支える社員が、外から見て魅力的に映るのには理由があります。キャラクターへの愛情とクリエイティビティを重んじる企業文化が、人を磨いているからです。
社風・企業文化が人を磨く
サンリオは企業理念「みんななかよく」、ビジョン「One World, Connecting Smiles.」のもと、多様性を重視する文化で知られています。入社後は導入研修でサンリオの基本知識・事業理解を学び、配属先ではOJT研修として先輩社員が約3カ月にわたって実務を指導する体制が整っています。メンター制度も導入されており、業務面だけでなくキャリア面でもサポートを受けられます。
2020年の社長交代以降は「第二の創業」を掲げ、若手社員の積極登用やフラットな組織文化への転換が進んでいます。戦略的ジョブローテーションにより、販売職から商品企画、マーケティング、プロジェクトマネジメントなど部門横断的な異動が可能で、幅広い経験を積むことができます。グローバル拡大に伴い海外拠点との人材交流プログラムも強化されており、語学研修やリーダーシッププログラムも用意されています。
キャラクターへの愛情と情熱を持つ社員が多く、クリエイティブな発想が歓迎される環境です。こうした文化の中で日々の仕事に向き合うことで、入社後にどんどんあか抜けて洗練されていく社員が多いのは自然なことです。世界中の人々に笑顔を届けるビジネスに携わる中で、自然とコミュニケーション力や表現力が磨かれていきます。
まとめ
サンリオの採用基準は「みんななかよく」への共感と創造性であり、顔で採用しているわけではありません。イケメンや美人が注目されるのはどの会社でも同じことです。
売上高は1,449億円、営業利益は518億円(前年比92.2%増)が示す通り、能力ある人材が集まり入社後にさらに磨かれる企業です。社員が魅力的に見えるのは、キャラクターへの愛情とクリエイティビティを重んじる企業文化と成長環境の結果です。
見た目に不安があっても、自分で出来ることに集中すればチャンスはあります。スカウト型の就活で自分の強みをアピールし、第一印象を整えることから始めてみてください。
※上記は2026年4月時点の公開情報に基づきます。最新の情報は各公式ページをご確認ください。
出典一覧
- 株式会社サンリオ 2025年3月期 決算短信(2025年5月発表)
- 株式会社サンリオ 有価証券報告書(2025年3月期)
- サンリオ公式採用ページ(2026年4月確認)
- サンリオ 社員インタビュー(2026年4月確認)
- サンリオ 企業情報ページ(2026年4月確認)
- サンリオ サステナビリティレポート(2026年4月確認)

