ディズニー(オリエンタルランド)は顔採用?「ゲスト体験」が磨く採用の実態

ディズニー(オリエンタルランド)は顔採用と言われることがありますが、イケメンや美人が注目されるのはどの会社でも同じこと。オリエンタルランドの場合、売上高6,793億円(2025年3月期)を誇る国内テーマパーク業界の圧倒的トップ企業であり、社員の能力があってこその実績です。魅力的な社員が多いのは、優秀な人材が集まった上で入社後にさらに洗練される環境があるからです。

この記事ではオリエンタルランドの採用基準・業績・社風・採用情報から、その実力を整理します。

本当に顔採用なのか — オリエンタルランドの採用基準

結論から言えば、オリエンタルランドの採用基準は能力ベースです。公式に掲げている求める人物像は「倫理観」「より良く」「一丸となって」「やり切る」の4つであり、企業使命の実現に向けた志向と行動力が選考の中心に置かれています。

顔採用と言われる理由

ディズニーが「顔採用」と言われやすい背景には、いくつかの構造的な理由があります。東京ディズニーリゾートという国民的テーマパークを運営していることで注目度が極めて高いこと、パーク内で働くキャスト(準社員)の接客品質が高く好印象を持たれやすいこと、そしてゲストに「夢と感動」を届けるブランドイメージが「社員も魅力的なはず」という連想を生みやすいことが重なっています。

つまり、「社員が魅力的に見える」という印象は、ディズニーブランドの持つ圧倒的な発信力と、ホスピタリティを重視する企業文化の結果であり、容姿で採用しているわけではありません。

選考で見られているポイント

新卒の選考フローはマイページ登録→OLCチャレンジシート(ES)提出→総合能力検査→グループディスカッション→1次面接→ジョブ(実務体験型選考)→最終面接→内定と、多段階にわたります。募集人数は約85名(総合職約40名ほか)と決して多くなく、能力・適性を丁寧に見極める選考が行われています。

採用ページでは、さまざまな部門で活躍する社員のインタビューが公開されています。仕事内容やキャリアパスの解像度を上げたい方は以下をご覧ください。

オリエンタルランド 社員紹介

採用基準を裏付ける企業の実力 — 業績・事業内容

採用基準が能力ベースだとすれば、その選考を通過した社員はどんな成果を出しているのか。業績データから確認します。

  • 正式社名:株式会社オリエンタルランド(東証プライム上場・証券コード4661)
  • 設立:1960年
  • 本社:千葉県浦安市舞浜
  • 売上高:6,793億円(2025年3月期、前年同期比9.8%増、出典:オリエンタルランド2025年3月期決算短信)
  • 営業利益:1,721億円(同期、前年同期比4.0%増)
  • 当期純利益:1,241億円(同期、過去最高益)
  • 従業員数:単体5,409名(出典:2025年3月期有価証券報告書)
  • 平均年齢:40.1歳(出典:同上)
  • 平均年収:601万円(出典:同上)

オリエンタルランドは国内テーマパーク業界で圧倒的首位の企業です。ウォルト・ディズニー・カンパニーとのライセンス契約に基づき、東京ディズニーランド(1983年開園)と東京ディズニーシー(2001年開園)の2パークを運営する国内唯一のディズニーテーマパーク事業者です。

テーマパーク事業を核に、ディズニーホテルや商業施設イクスピアリなどリゾート全体を一体運営し、高い顧客満足度とリピート率を誇ります。2024年6月には新エリア「ファンタジースプリングス」を開業するなど、継続的な大型投資で集客力を維持・向上させています。

業績・事業規模からは、一定の組織力・人材要件の高さがうかがえます。

これだけの成果を出す社員が、なぜ魅力的に見えるのか

売上高6,793億円・営業利益1,721億円という実績を支える社員が、外から見て魅力的に映るのには理由があります。企業文化と人材育成の仕組みが、人を磨いているからです。

社風・企業文化が人を磨く

オリエンタルランドは「自由でみずみずしい発想を原動力に すばらしい夢と感動 ひととしての喜び そしてやすらぎを提供します。」という企業使命のもと、ゲスト体験を最優先とする文化が根付いています。人の喜びを自分の喜びと感じるマインド、年齢・ジェンダー・役職にかかわらず称え合う文化が醸成されています。

新入社員研修では、事業理解・テーマパーク実習・ディズニーフィロソフィーの習得・ビジネス基礎知識の学習を実施し、入社1〜3年目にはフォローアップ研修があります。キャリア支援制度も充実しており、自己申告制度や仕事チャレンジ制度(社内異動制度)、社内人財公募制度、留学制度など、社員の成長を支える仕組みが整備されています。

こうした環境で日々「夢と感動」を届ける仕事に向き合うことで、入社後にどんどんあか抜けて洗練されていく社員が多いのは自然なことです。ホスピタリティの最前線で磨かれるコミュニケーション力や立ち居振る舞いが、社員の魅力として外から見えているのです。

まとめ

ディズニー(オリエンタルランド)の採用基準は「倫理観」「より良く」「一丸となって」「やり切る」であり、企業使命の実現に向けた能力ベースの選考を実施しています。顔で採用しているわけではなく、イケメンや美人が注目されるのはどの会社でも同じことです。

売上高6,793億円・営業利益1,721億円が示す通り、能力ある人材が集まり入社後にさらに磨かれる企業です。社員が魅力的に見えるのは、ゲスト体験を最優先とする企業文化とホスピタリティの最前線で磨かれる成長環境の結果です。

見た目に不安があっても、自分で出来ることに集中すればチャンスはあります。スカウト型の就活で自分の強みをアピールし、第一印象を整えることから始めてみてください。

※上記は2026年4月時点の公開情報に基づきます。最新の情報は各公式ページをご確認ください。


出典一覧

  • 株式会社オリエンタルランド 2025年3月期 決算短信(2025年5月発表)
  • 株式会社オリエンタルランド 有価証券報告書(2025年3月期)
  • オリエンタルランド公式サイト(2026年4月確認)
  • オリエンタルランド公式新卒採用サイト(2026年4月確認)
  • オリエンタルランド 社員紹介ページ(2026年4月確認)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA



日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)