吉本興業は顔採用と言われることがありますが、イケメンや美人が注目されるのはどの会社でも同じこと。吉本興業の場合、所属タレント約6,000名を擁する日本最大級の総合エンタテインメント企業であり、社員の能力があってこその事業規模です。魅力的な社員が多いのは、優秀な人材が集まった上で入社後にさらに洗練される環境があるからです。
この記事では吉本興業の採用基準・事業内容・社風・採用情報から、その実力を整理します。
本当に顔採用なのか — 吉本興業の採用基準
結論から言えば、吉本興業の採用基準は能力ベースです。公式に掲げている求める人物像は「嘘をつかない、感謝ができる、相手の意見を丁寧に聞くことができる方」であり、人間性とコミュニケーション力が選考の中心に置かれています。
顔採用と言われる理由
吉本興業が「顔採用」と言われやすい背景には、いくつかの構造的な理由があります。日本最大級の芸能プロダクションとして知名度が極めて高いこと、テレビ番組やYouTubeで所属タレントが日常的にメディアに露出していること、そしてエンタテインメント業界という華やかなイメージが重なり、「社員も魅力的なのでは」という印象が広がっています。
実際には、社員の仕事はタレントマネジメントやライブ制作、映像制作、営業など裏方の業務が中心です。採用サイトでは18名の社員インタビューが公開されており、マネージャー・ライブ制作・営業・映像制作・デジタル・地方創生・経理など多様な職種の社員が仕事内容を語っています。
選考で見られているポイント
新卒の選考フローはWEBエントリー→会社説明会→エントリーシート提出→面接(複数回)→内定が基本です。2027年度新卒採用では採用予定数20名程度と少数精鋭の選考が行われています。
採用メッセージとして「あなたと一緒に、笑いながら働きたい」を掲げており、「今、○○がおもしろい!」と周囲にプッシュするのが得意な方、失敗から学び笑顔でチャレンジし続ける方を求めています。エンタメへの情熱と主体性が選考の軸です。
採用基準を裏付ける企業の実力 — 事業規模・事業内容
採用基準が能力ベースだとすれば、その選考を通過した社員はどんな成果を出しているのか。事業データから確認します。
- 正式社名:吉本興業ホールディングス株式会社
- 設立:1912年(出典:吉本興業公式サイト 企業情報)
- 本社:大阪本社 大阪市中央区難波千日前 / 東京本部 東京都新宿区新宿
- 代表者:岡本昭彦(代表取締役社長)
- 資本金:1億円(出典:吉本興業公式サイト 企業情報)
- 従業員数:945名(所属タレント約6,000名、出典:吉本興業公式サイト 企業情報、2025年6月現在)
- 総資産:296億3,600万円(2024年3月期・第15期決算公告、出典:官報決算データベース catr.jp)
- 主要株主:フジ・メディア・ホールディングス、日本テレビ放送網、TBSテレビ、テレビ朝日ホールディングス、電通グループ 他
吉本興業は2010年に上場廃止しており非上場企業のため、売上高・営業利益・平均年収・平均年齢は公開されていません。ただし、決算公告によれば総資産は296億3,600万円に上り、当期純利益は▲3,500万円(2024年3月期)となっています。
事業の規模は数字以上に大きなものがあります。所属タレント約6,000名は業界最大規模であり、タレントマネジメント、なんばグランド花月をはじめとする直営劇場の運営、テレビ番組・映像・音楽コンテンツの制作及び販売、NSC(吉本総合芸能学院)の運営、デジタルコンテンツ配信プラットフォーム「FANY」の運営など、多角的な事業を展開しています。全国47都道府県からアジア・海外まで拠点を構え、ライブエンタテインメントとデジタルの両軸で事業を推進しています。
1912年創業の100年以上の歴史と、在京キー局やテレビ朝日、電通グループなど大手メディア企業が株主に名を連ねる資本構成からも、一定の組織力・人材要件の高さがうかがえます。
これだけの事業を動かす社員が、なぜ魅力的に見えるのか
所属タレント約6,000名を擁し、全国に劇場とコンテンツ事業を展開する吉本興業。その事業を支える社員が、外から見て魅力的に映るのには理由があります。エンタテインメント業界ならではの企業文化が、人を磨いているからです。
社風・企業文化が人を磨く
吉本興業は「失敗は笑いの母」「企業は人やね」という企業理念のもと、挑戦や失敗を許容する文化が根付いています。お笑いの会社らしく社員にもユニークな人材が多く、部署間の分け隔てが少ない風通しのよい自由な社風が特徴です。
新入社員研修は東京本社にて実施され、TV番組やYouTubeの撮影などで使用されるスタジオを活用した実践的なプログラムが組まれています。担当芸人との関係構築が成長の鍵であり、信頼関係を築くことでイベントやプロジェクトの立ち上げなど仕事の幅が広がっていきます。
タレントマネジメント、ライブ制作、映像制作、デジタルコンテンツ、地方創生、海外事業など多岐にわたる部署があり、多様なキャリアパスが存在します。勤務地も全国各地(札幌・東北・名古屋・中国四国・福岡)および海外(米国・中国・韓国等)に拠点があり、グローバルな事業展開に携わる機会もあります。才能豊かな芸人やクリエイターと日常的に関わる刺激的な環境の中で、入社後に自然とコミュニケーション力や立ち居振る舞いが磨かれていくのは当然のことです。
まとめ
吉本興業の採用基準は「嘘をつかない、感謝ができる、相手の意見を丁寧に聞くことができる方」であり、能力と人間性を重視した選考を実施しています。イケメンや美人が注目されるのはどの会社でも同じことです。
所属タレント約6,000名・総資産296億円の事業規模が示す通り、その選考を通過した社員が確かな成果を出し、エンタテインメントの最前線で日々磨かれる環境があります。「失敗は笑いの母」という企業文化のもと、挑戦を許容する風土が社員を成長させています。
見た目に不安があっても、自分で出来ることに集中すればチャンスはあります。スカウト型の就活で自分の強みをアピールし、第一印象を整えることから始めてみてください。
※上記は2026年4月時点の公開情報に基づきます。最新の情報は各公式ページをご確認ください。
出典一覧
- 吉本興業ホールディングス株式会社 第15期決算公告(2024年3月期、出典:官報決算データベース catr.jp)
- 吉本興業公式サイト 企業情報(2026年4月確認)
- 吉本興業公式採用ページ recruit.yoshimoto.co.jp(2026年4月確認)
- 吉本興業 社員インタビュー recruit.yoshimoto.co.jp/member/(2026年4月確認)
- リクナビ2026 吉本興業ホールディングス採用情報(2026年4月確認)

