明治安田生命は顔採用と言われることがありますが、イケメンや美人が注目されるのはどの会社でも同じこと。明治安田生命の場合、経常収益5兆6,217億円を誇る国内生命保険業界第3位の大手企業であり、社員の能力があってこその実績です。魅力的な社員が多いのは、優秀な人材が集まった上で入社後にさらに洗練される環境があるからです。
この記事では明治安田生命の採用基準・業績・社風・採用情報から、その実力を整理します。
本当に顔採用なのか — 明治安田生命の採用基準
結論から言えば、明治安田生命の採用基準は能力ベースです。公式に掲げている求める人財像は「明治安田フィロソフィー」に基づく3つの要素であり、倫理観・挑戦心・協働力が選考の中心に置かれています。
顔採用と言われる理由
明治安田生命が「顔採用」と言われやすい背景には、いくつかの構造的な理由があります。1881年創業の日本最古の生命保険会社として知名度が高いこと、全国に拠点を持ち営業職員を含め約48,000人超の社員が顧客と直接接する仕事をしていること、そして採用広報に力を入れていることが重なり、「社員が魅力的に見える」という印象が広がっています。
生命保険業界は、営業職員が「会社の顔」として日常的にお客さまと対面する業態です。コミュニケーション力や信頼感のある人材が前面に出やすい構造が、こうした検索ワードを生んでいると考えられます。
採用サイトでは、さまざまな職種の社員がキャリアパスや仕事のやりがいについて語るインタビューが公開されています。容姿ではなく、仕事への姿勢やビジョンが伝わる内容です。
選考で見られているポイント
新卒の選考フローはES提出→1次面接→2次面接→3次面接→4次面接→内定と、面接が4回にわたる丁寧な選考が特徴です。新卒総合職ではCareer S(全国型)、Career V(地域型)、アクチュアリー、システム・データサイエンティストの4コースから選択可能であり、コースごとに専門性が問われます。
求める人財像は以下の3つです。
- 倫理的行動者:お客さまを大切にし、高い倫理観のもと行動する人財
- 革新創造者:果敢に挑戦し、新しい価値を創造する人財
- 協働成長者:働く仲間と互いに助け合い、共に成長する人財
人当たりの良さや志望度の高さも重視される傾向があるとされていますが、これは容姿ではなく対人能力や熱意に関する評価です。
- 新卒採用ページ:明治安田生命 新卒採用サイト
- 中途採用:明治安田生命 経験者採用
採用基準を裏付ける企業の実力 — 業績・事業内容
採用基準が能力ベースだとすれば、その選考を通過した社員はどんな成果を出しているのか。業績データから確認します。
- 正式社名:明治安田生命保険相互会社
- 設立:1881年(明治14年)
- 本社:東京都千代田区丸の内
- 経常収益(連結):5兆6,217億円(2024年度、前年度比+2.6%、出典:明治安田生命 2024年度決算、2025年5月26日発表)
- 経常利益(連結):1,639億円(同期、出典:同上)
- グループ基礎利益:6,264億円(前年度比+11.6%、出典:同上)
- 総資産:46兆6,717億円(出典:明治安田生命公式サイト会社概要、2025年9月末現在)
- 従業員数:48,592人(うち営業職員37,254人、出典:明治安田生命公式サイト会社概要、2025年9月末現在)
明治安田生命は国内生命保険業界第3位(保険料収入ベース)に位置する、4大生保の一角です。団体保険(企業向け保険)の保有契約高では国内シェアNo.1を誇り、法人営業に強みがあります。1881年の創業は日本の生命保険業界で最も古く、140年以上にわたって培われた信頼とブランド力は大きな資産です。
近年は海外事業の拡大にも積極的で、米スタンコープ社の買収等を通じて海外保険料は6,511億円(前年度比+26.2%、2024年度)に達しています。国内の安定基盤とグローバル展開の両輪で成長を続けるビジネスモデルは、多様な人材が活躍できるフィールドの広さを物語っています。
なお、明治安田生命は相互会社(株式会社ではなく保険契約者が社員となる組織形態)であるため、有価証券報告書による平均年収・平均年齢の開示はありません。
業績・事業規模からは、一定の組織力・人材要件の高さがうかがえます。
これだけの成果を出す社員が、なぜ魅力的に見えるのか
経常収益5兆6,217億円・基礎利益6,264億円という実績を支える社員が、外から見て魅力的に映るのには理由があります。企業文化と人材育成の仕組みが、人を磨いているからです。
社風・企業文化が人を磨く
明治安田生命は「明治安田フィロソフィー」を全社共通の行動指針として掲げ、「確かな安心を、いつまでも」をブランドメッセージとしています。堅実で誠実な社風のもと、高い倫理観と顧客第一の姿勢が企業文化の根幹にあります。
人材育成体系も充実しています。入社直後の集中研修に始まり、2年目・4年目のフォローアップ研修、社内大学制度「MYユニバーシティ」、国内ビジネススクールや海外MBAへの公募留学・派遣制度など、段階的に成長できる仕組みが整っています。OJD(日常業務を通じた能力開発)とOff-JD(研修等による実践学習)、e-ラーニングを組み合わせた「バリューアップ・プログラム」により、社員一人ひとりのキャリア形成を支援しています。
キャリアパスではデュアルラダー制度を採用し、「経営人財」(幅広い知見で多分野を統括する管理職層)と「専門人財」(11の専門分野で知識・スキルを深める専門職層)の2つのトラックを用意。社員が自分の強みを活かしてキャリアを築ける環境が整備されています。
また、女性が働きやすい環境整備にも力を入れており、福利厚生が充実しています。温かく協力的な職場の雰囲気があるとの社員の声もあり、こうした環境で日々の仕事に向き合うことで、入社後にどんどんあか抜けて洗練されていく社員が多いのは自然なことです。保険の営業や法人向けコンサルティングを通じて、信頼感のある立ち居振る舞いやコミュニケーション力が磨かれていきます。
まとめ
明治安田生命の採用基準は「倫理的行動者・革新創造者・協働成長者」の3つの人財像であり、能力ベースの選考を実施しています。面接は4回にわたり、人柄や志望度を丁寧に見極める選考です。イケメンや美人が注目されるのはどの会社でも同じことです。
経常収益5兆6,217億円・基礎利益6,264億円が示す通り、その選考を通過した社員が確かな成果を出し、入社後にさらに磨かれる環境があります。1881年創業の歴史と信頼に支えられた企業文化、充実した研修制度とデュアルラダーのキャリアパスが、社員一人ひとりを成長させています。
見た目に不安があっても、自分で出来ることに集中すればチャンスはあります。スカウト型の就活で自分の強みをアピールし、第一印象を整えることから始めてみてください。
※上記は2026年4月時点の公開情報に基づきます。最新の情報は各公式ページをご確認ください。
出典一覧
- 明治安田生命保険相互会社 2024年度決算(2025年5月26日発表)
- 明治安田生命公式サイト 会社概要(2025年9月末現在、2026年4月確認)
- 明治安田生命 新卒採用サイト(2026年4月確認)
- 明治安田生命 経験者採用サイト「求める人財像と人財育成」(2026年4月確認)
- 明治安田生命 職員紹介ページ(2026年4月確認)

